...またちっとも秘さねばならない必要も見出(みいだ)さないです...
泉鏡花 「海城発電」
...ちっとも気にしていなかったが……...
海野十三 「恐竜島」
...彼のロジックはちっとも合っていないのである...
海野十三 「不思議なる空間断層」
...ちっともなおっていはしないのである...
太宰治 「斜陽」
...画面の推移の呼吸がちっとも生きていない...
寺田寅彦 「映画雑感(3[#「3」はローマ数字、1-13-23])」
...胚芽がちっとも破れていませんね...
中谷宇吉郎 「兎の耳」
...もらいがちっとも無い...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...ちっとも判らないので...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...ちっとも良くありませんね...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...「ある少女が、いいものをたくさんもち、ある少女が、ちっとも、もたないなんて、不公平だと思うわ...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...ハッキリした印象ってもんがちっともないんだ...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...だからちっとも羞かしくないわ...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...風はちっとも吹かない...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...さんざんひとに喋(しゃべ)らせといてちっとも聴いてやしないじゃないの...
森本薫 「みごとな女」
...心の方はちっとも豊かになってはいないように思う...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ちっともいい考えは浮かんできません...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...「ちっとも」と云った...
山本周五郎 「ひとごろし」
...そんなことはちっとも構わぬと仰有って...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
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