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伊東静雄 「わがひとに与ふる哀歌」
...ちぐはぐな気持で...
海野十三 「俘囚」
...ちぐはぐな心持であった...
相馬泰三 「六月」
...ちぐはぐな結果になるのだ...
太宰治 「津軽」
...ちぐはぐな心の調律をして回るような人はないものであろうか...
寺田寅彦 「備忘録」
...ちぐはぐな南京皿(なんきんざら)に茄子のしんこが盛られたりした...
徳田秋声 「挿話」
...ちぐはぐな顔付だった...
豊島与志雄 「傷痕の背景」
...こうちぐはぐな浅薄な印象きりで...
豊島与志雄 「椿の花の赤」
...二人の間にちぐはぐな沈黙の時間がすぎた...
豊島与志雄 「囚われ」
...訳の分らないちぐはぐなところが...
豊島与志雄 「南さんの恋人」
...ちぐはぐなところを見ると...
長谷川時雨 「東京に生れて」
...ちぐはぐな景色だと思つた...
林芙美子 「雪の町」
...お湯熱くなかったですか」初めて病院の着物を纏(まと)うた尾田のどことなくちぐはぐな様子を微笑して眺めていた...
北條民雄 「いのちの初夜」
...ちぐはぐな皿や茶碗(ちゃわん)でばかり遊んだ...
堀辰雄 「幼年時代」
...双方の気持ががくりと喰(く)いちがったような――何か漠然(ばくぜん)としたそういうちぐはぐな思いで...
本庄陸男 「石狩川」
...何かちぐはぐな不安な感じが先きにくる...
矢田津世子 「女心拾遺」
...話をしていて急にちぐはぐな返辞をしたり...
山本周五郎 「桑の木物語」
...生活ぶりとちぐはぐなので...
山本周五郎 「めおと蝶」
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