...」でも、すずの兵隊は、だんまりで、よけいしっかりと銃剣をかついでいました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「しっかり者のすずの兵隊」
...黙然(だんまり)で...
泉鏡花 「歌行燈」
...その男はわしよりも二三寸も高かった様です」「何か云いましたか」「だんまりですよ...
江戸川乱歩 「黒手組」
...お花はだんまりで立上ると...
江戸川乱歩 「接吻」
...Encore 255 jourstaire.(まだ二百五十五日だんまりでいなくちゃならない)Vive dcembre 1923.(一九二三年十二月万歳)といったように...
大杉栄 「日本脱出記」
...虫のだんまり、虫の濡場、虫の荒事、虫の所作事、虫の敵討のおもしろさ...
薄田泣菫 「草の親しみ」
...「邪魔じゃないだろうか?」二分ばかりだんまりでいた後...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...だんまりの一場を演じたことは...
中里介山 「大菩薩峠」
...木のようなだんまりだが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「家長の心配」
...彼は頑固なだんまりで固めたつかみどころのない...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...濡手拭いを頭へのせてだんまりで湯につかっていると...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...だんまりんぼと ただはらはら...
ロバアト・ブラウニング 楠山正雄訳 「魔法の笛」
...だんまり作戦は失敗だな」「だからどうだっていうの」とコーラが不安げに訊(き)いた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...序幕のだんまりには...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...家内一同だんまりで戸より引き出す内...
南方熊楠 「十二支考」
...是が次の地雷太郎と弓之助とのだんまりの種になるのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...それを芝居のだんまりの幕の如く...
柳田国男 「年中行事覚書」
...無言(だんまり)で現金(げんナマ)と引き換える……だから揚げられても相手の顔は判然(わか)らん判然らんで突張り通したものですが...
夢野久作 「爆弾太平記」
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