...叙情的(リリカル)な調子(トーン)のある……畢竟周圍の空氣がロマンチックだから...
石川啄木 「鳥影」
...彼女はロマンティックな性質だったらしく...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...おまえとの結婚ロマンス...
太宰治 「二十世紀旗手」
...文芸上ロマンチイシズムの次に自然主義が起り...
田山録弥 「生滅の心理」
...空想(ロマンス)の山の上のあけぼのもどのあけぼのも...
ロード・ダンセイニ Lord Dunsany 松村みね子訳 「人馬のにひ妻」
...ロマンスという近世文学の形式であったことは誰しも知っている...
戸坂潤 「思想としての文学」
...ロマン・ローランの『闘争の十五年』(ジードの『ソヴェート旅行記』も入れてよい)...
戸坂潤 「読書法」
...これはほとんど小説(ロマン)などというものではなくて...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...神田仏蘭西書院にてジユール・ロマンの詩集「欧羅巴」其他数巻を購ふ...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...この女性のロマンがかりで...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうして両方とも嘘(うそ)と信じて疑わないほど浪漫斯(ロマンス)に縁の遠い女であった...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...わけてもその浪漫(ロマン)的な情緒の美しさは比類もない...
野村胡堂 「楽聖物語」
...限りなくロマンスを追う情熱は...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...それをこの上もなくロマンティックな遊戯(ゆうぎ)と思い込んでいたのでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...だいこんの生活史上におけるロマンチック事件の代表的な一つになるのかもしれない...
久生十蘭 「だいこん」
...香港のロマンス・ロードで...
横光利一 「旅愁」
...環境のロマンチツクな変化に心を躍らせて居たが...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...(ネネの姉妹(きょうだい)?――)などという甘いロマンチズムは...
蘭郁二郎 「腐った蜉蝣」
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