...お前の強さと弱さとが平均していないのはまだしもの幸だった...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...まだしもの仕合わせでありました...
海野十三 「怪塔王」
...まだしもの幸いだった...
海野十三 「空襲警報」
...だしものは「ファウスト」...
谷譲次 「踊る地平線」
......
永井荷風 「書かでもの記」
...今の世の中には面白い事がなくなったというばかりならまだしもの事...
永井荷風 「妾宅」
...彼らは単に己れの居室を不潔乱雑にしている位ならまだしもの事である...
永井荷風 「妾宅」
...槍を振り廻すことのなかったのはまだしもの幸いでしたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...僕は本人から恨まれないのをまだしもの仕合せと思っているくらいである...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...犬がわたくしに似ていると言ったのはまだしものことでした...
久生十蘭 「葡萄蔓の束」
...なんだつておれたちあこんな酷い目に会ふだね? お前はまだしものことよ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...「それには演題(だしもの)――演題の選び方...
正岡容 「小説 圓朝」
...各工場の演物(だしもの)を秘密にしたい気持から...
夢野久作 「オンチ」
...気の利いた研究ならまだしもの事...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...ドリルが「先年瑞西(スヰス)のベルンの旅先で偶然マネの絵の掘出物(ほりだしもの)をして纔(わづか)四十フランで買つて来たが...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...「狐狸の仕業であろう?」「いや黒鍬の者の悪戯(わるさ)ではないか」などという取沙汰はまだしもの方で...
吉川英治 「江戸三国志」
...――勝入父子の討死も見ず、逃げ帰ったのは、まだしものこと...
吉川英治 「新書太閤記」
...鼻から提灯(ちょうちん)を出していないのがまだしもの寝顔であった...
吉川英治 「松のや露八」
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