...即座に唯々諾々(いいだくだく)と署名し拇印を押しました...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...説明者は汗だくだくの説明をこころみた...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...黒血をだくだくと吹出しているのだ...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...胸には実業家のようにだくだくのワイシャツを着ていました...
薄田泣菫 「初蛙」
...だくだく流れる顔の汗を鼠(ねずみ)いろに汚れているタオルで拭きながら...
太宰治 「千代女」
...それにビールを沢山飲んでゐるからすこし歩くと汗がだくだく出て困つたんです...
田中貢太郎 「提燈」
...いたはしき疵口よりはだくだくと...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...唯々諾々(いいだくだく)と...
徳永直 「戦争雑記」
...全く唯々諾々(いいだくだく)として命令に服しているんだ...
夏目漱石 「二百十日」
...もしなにもかも唯々諾々(いいだくだく)と...
新渡戸稲造 「自警録」
...摂政は唯唯諾諾(いいだくだく)...
服部之総 「撥陵遠征隊」
...……この角樽をさげて汗だくだく...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ブラドンの心づくしを悦(よろこ)んで唯々諾々(いいだくだく)と医師へ同伴されたりしているうちに...
牧逸馬 「浴槽の花嫁」
...何にも知らない様にしてせっせと人の仕事に口を出して町まで汗だくだくで日参して居る罪のない主人を見た...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...だくだくと不逞な煙を流してゐた...
三好達治 「測量船拾遺」
...唯々諾々(いいだくだく)と伏していた...
吉川英治 「三国志」
...何で唯々諾々(いいだくだく)と服従できようか...
吉川英治 「三国志」
...諾々(だくだく)としているような非国民は一人だっていないのです...
吉行エイスケ 「孟買挿話」
便利!手書き漢字入力検索