...だいたいと言うのは...
芥川龍之介 「偸盗」
...大体(だいたい)天狗界(てんぐかい)は女人禁制(にょにんきんせい)の場所(ばしょ)であるから汝(そち)にはあまり気持(きもち)が宜(よろ)しくあるまい……...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...即(すなは)ち地震(ぢしん)はいかなる場所(ばしよ)に於(おい)てどんな作用(さよう)で起(おこ)るかの大體(だいたい)の觀念(かんねん)を得(う)るため...
今村明恒 「地震の話」
...だいたいわが南洋諸島の北側にそって東から西へ流れている潮の流だ...
海野十三 「太平洋魔城」
...だいたいわかったとしても...
江戸川乱歩 「大金塊」
...ストップ・ウォッチ一つあればだいたいのテンポはわかる...
寺田寅彦 「疑問と空想」
...だいたいにおいては出発点からの距離の平方根に比例すると見て大差はあるまい...
寺田寅彦 「電車の混雑について」
...だいたいつぎのようなものであった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...まあだいたい衆議はまとまりかけた...
豊島与志雄 「絶縁体」
...だいたいその方向を視察して来てもらいたい...
中里介山 「大菩薩峠」
...生物の身体はだいたい普通どおりに働くものと見てよい...
中谷宇吉郎 「高度八十マイル」
...形はだいたい「ずわい蟹」と似ていて...
中谷宇吉郎 「母性愛の蟹」
...だいたい彼には、せいぜい酒場へいけることぐらいのもので、それでさえもただお情けだし、禁止に逆らってのことなのだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...青……青……、名前は忘れましたが、なんとかいう浪人者が、南番所の藤波の手でつかまって、これがその、だいたい、そいつだろうということにきまりかけているんだそうで、へえ」「藤波が……...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...だいたいようすがわかった...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...だいたいそのへんのところだろう」十吉はうなずいていたが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...だいたい僕にはわかってるさ...
久生十蘭 「金狼」
...だいたい三つに分かれるのです...
文部省 「あたらしい憲法のはなし」
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