...京(きょう)とは異(ちが)って東国(とうごく)は大体(だいたい)武張(ぶば)った遊(あそ)び事(ごと)が流行(はや)ったものでございますから……...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...おのずから芸術家と称するものをだいたい三つに分けることができる...
有島武郎 「広津氏に答う」
...だいたい裁判所なんてとこは忙しいとこでして……こんな風に二つの事件をひょこんと抜き出してお話しすると...
大阪圭吉 「あやつり裁判」
...だいたいの温度の見当がつくものである...
寺田寅彦 「家庭の人へ」
...私がこの編の初めに記述したとだいたい同じようになるわけである...
寺田寅彦 「電車の混雑について」
...これでもうだいたいできあがったと思うと...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...だいたい明かになつてをります...
豊島与志雄 「北極のアムンセン」
...新聞の報道はだいたい二回きりで...
豊島与志雄 「ものの影」
...だいたい永久凍土層そのものの性質が...
中谷宇吉郎 「白い月の世界」
...その作(つく)り方(かた)と大體(だいたい)においてよく似(に)てをります...
濱田青陵 「博物館」
...わたしは、たいへんな衝撃(ショック)を受けて、一時は茫然としてしまったんです」号外をひったくって、斜に飛び読みしてみると、だいたい、こんなことが書いてあった...
久生十蘭 「犂氏の友情」
...だいたいこんなことになる...
久生十蘭 「金狼」
...だいたいのばあいは...
ライマン・フランク・ボーム Lyman Frank Baum 大久保ゆう訳 「サンタクロースがさらわれちゃった!」
...しかもだいたいからいうと彼等を拘束しておった法則は...
柳田国男 「家の話」
...だいたいにおいてニホまたはニフ・ニュウ等が...
柳田国男 「海上の道」
...……そのまん中から灰色の大腿骨(だいたいこつ)が一寸(いっすん)ばかり抜け出している...
夢野久作 「一足お先に」
...だいたい、僕は日ごろから天下の公論に興味を覚える方だから、世界に通用する話じゃなくちゃ、話したって損するだけだと思うんだ...
横光利一 「旅愁」
...なるほど南の端の大きい入道雲はだいたい大島の方角のように思われる...
和辻哲郎 「地異印象記」
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