...君の考えどおりをその人たちの頭の中にたんのうができるように打ちこむというのは思いも及ばぬ事だ...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...手芸(しゅげい)にも御堪能(ごたんのう)なのですわねえ...
海野十三 「爆薬の花籠」
...両博士とも西班牙(スペイン)語も独逸語もすこぶる堪能(たんのう)であった...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...とりわけおくがたは琴をたんのうにあそばしまして...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...たんのうして床についたものだが...
壺井栄 「瀬戸内の小魚たち」
...堪能(たんのう)するだけしゃべりなさい...
壺井栄 「二十四の瞳」
...愛好者であっても堪能者(たんのうしゃ)であってもいけない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...金で買われる果敢(はか)ない一夜の情に堪能(たんのう)して...
中里介山 「大菩薩峠」
...堪能(たんのう)とは...
中里介山 「大菩薩峠」
...男でさえあればたんのうしますよという意味にも聞え...
中里介山 「大菩薩峠」
...西洋の絵の面影(おもかげ)も霞(かすみ)を透して珠(たま)を眺めるような心持で堪能(たんのう)して見ないということはありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...ことに彼が農業に堪能(たんのう)であるということは...
中里介山 「大菩薩峠」
...一つでたんのうできなければ...
中里介山 「大菩薩峠」
...おそくまでおどりあり、こっちへ来て、はじめて、たんのうす...
古川緑波 「このたび大阪」
...何を食ってもたんのうしなくなったのだ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...堪能(たんのう)するほど牛乳を飲みました...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...その友はエジプトにいてたんのうする...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いくらでも御堪能(ごたんのう)できましょう...
吉川英治 「私本太平記」
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