例文・使い方一覧でみる「たわけ」の意味
スポンサーリンク...だから喋（しゃべ）るな」「毒蛇をわしにあずけておいて、用心しろ、咬まれるとお前の生命があやういぞともいってくれなかったのは、いくらなんでも……」といっているうちに、どうしたわけか、ハルクは、急にあわてだした... 
海野十三 「火薬船」
...別段手柄を立てたわけではないが...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...そんなに骨を折っていたわけじゃないよ...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...すでに成功したわけだから...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...つまりその顔であったわけだが...
太宰治 「佐渡」
...これは本当の先生だ！ 今まで嘘の先生と思っていたわけではないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...消えてなくなったわけではなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...今までの防共協定なるものは同時に無意義なものになつたわけだ...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...親分さんにおすがりする氣になつたわけで御座います...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私の正に語らうとしてゐる情操のすべてが表象されてゐたわけだ...
萩原朔太郎 「中央亭騷動事件（實録）」
...そうしても師の許（もと）へ顔をだす事を怠（おこた）らなかったわけは...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...道子は鉄面皮にも二人の愛人を夫の前に並べて麻雀をして居たわけなのである...
浜尾四郎 「彼が殺したか」
...そういったわけね...
久生十蘭 「キャラコさん」
...不思議な村の云ひ伝へなどについては全然無知の徒であつたわけであるが――竜巻村には...
牧野信一 「鬼の門」
...私は決してそんな工（たくみ）の綾（あや）を織ったわけではない...
山本周五郎 「日本婦道記」
...修羅の巷だといふところに早く見切りをつけてしまつたわけであります...
吉川英治 「折々の記」
...邸へ遺書（かきおき）をのこして逃げてきたわけです...
吉川英治 「三国志」
...轟（とどろき）又八がバカ軍師とののしったわけである...
吉川英治 「神州天馬侠」
便利！手書き漢字入力検索