...胡元(こげん)の社稷(しゃしょく)が傾きかけて...
田中貢太郎 「愛卿伝」
...「社稷の典例」に返り...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...謹慎の二字実に孔明の人物を悉くせりと夫れ社稷の名臣は多く謹慎の人なり謹慎の人に非ずむば決して天下の大事を託す可からず顧ふに近衛公を知らざるものは其言動の往々矯激に失するあるを以て...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...稷下の學問の盛なりし頃までに附益せられたものである...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...齊の宣王王の時に學者が多く稷下に集つたとか...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...莚にひろげた小麦や稷や大麦が夥しく天日に乾してあつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...黍(もちきび)と稷(うるきび)それから麦と豆で...
南方熊楠 「十二支考」
...高粱(稷)にも幾つかの種類があり...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...社稷(しゃしょく)の鼠巣(そそう)を掃わなかったら...
吉川英治 「三国志」
...社稷(しゃしょく)の臣というのであろうな」「……はっ」董承は...
吉川英治 「三国志」
...蘇秦は六国の印をおび、張儀は二度まで秦の宰相たりし人、みな社稷を扶け、天下の経営に当った人物です...
吉川英治 「三国志」
...それみな一致して社稷(しゃしょく)を扶け...
吉川英治 「三国志」
...社稷(しゃしょく)を守り固め...
吉川英治 「三国志」
...そして「大宋国山川社稷之図(さんせんしゃしょくのず)」という大きな構図の絵屏風(えびょうぶ)が立てめぐらしてあり...
吉川英治 「新・水滸伝」
...社稷(しゃしょく)の存亡にもかかわる大事の場合は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...(大事!社稷(しゃしょく)の危機)と...
吉川英治 「無宿人国記」
...上杉家の社稷(しゃしょく)のために」あの...
吉川英治 「無宿人国記」
...社稷(しゃしょく)ありと称えて書を読むことを斥ける具臣は...
和辻哲郎 「孔子」
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