...「横腹」にイボができたので病院に行った...
...スポーツ選手は横腹を鍛えると筋肉がつきやすくなると言われている...
...爆発事故で横腹に大けがをした...
...息子が横腹を押したら痛がったので心配になっている...
...部屋の電気に手を触れて、横腹に触れてしまった...
...中にもめ組の横腹の辺(あたり)で唐突(だしぬけ)に...
泉鏡花 「婦系図」
...お鳥は無言でだが怒つて渠の横腹をきつく突いた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...電気よ!」と言って岡安の横腹を...
海野十三 「電気看板の神経」
...洞穴の横腹に又別の洞穴が口を開いている所に来た...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...海を渡つて牛の草喰ひに行く島の横腹に...
江南文三 「佐渡が島のこと」
...看護婦にそつと横腹をこ突かれるさきから...
太宰治 「道化の華」
...――ですから姉が初め私の横腹を突いた時分に...
近松秋江 「雪の日」
...馬の横腹から頬の辺まで...
寺田寅彦 「断片(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...横腹の戸がいくつもあく...
夏目漱石 「草枕」
...吾輩の横腹をいやと云うほど蹴(け)たから...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...力なく横腹に波うたせながら...
久生十蘭 「キャラコさん」
...孤獨も孤獨ではない――憩(いこひ)も憩ではない――饑餓といふ兀鷹(はげたか)が――私の横腹に嘴(くちばし)と爪を突き立てゝゐる間は...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...台所からコップを持って来て桶の横腹に穴をあけて内容(なかみ)を受けてみる...
牧逸馬 「生きている戦死者」
...横腹のあたりでギヨツとした...
牧野信一 「素書」
...私は柚太の横腹を蹴つた...
牧野信一 「剥製」
...ハハハハハ痛い痛い痛い横腹の痛みをしゃくッて馬鹿に痛いよ...
正岡子規 「煩悶」
...強く横腹を蹴(けり)付けながら...
夢野久作 「白髪小僧」
...それは……――精神病者の発病前後に於ける表情の比較写真――――同じく発病前後に於ける食物と排泄物の分析比較表――といったような珍らしい研究に属するものから……――幻覚錯覚に基く絵画――――ヒステリー婦人の痙攣(けいれん)、発作が現わす怪姿態、写真各種――――各種の精神病に於ける患者の扮装、仮装写真、種類別――なぞいう、痛々しい種類のもの等々であったが、そんなものが三方の壁から、戸棚の横腹まで、一面に、ゴチャゴチャと貼り交(ま)ぜてある光景は、一種特別のグロテスクな展覧会を見るようであった...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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