...葉子と木部との間柄はこんなたわいもない場面を区切りにしてはかなくも破れてしまった...
有島武郎 「或る女」
...痛い腹まで探られますわね……じゃ興録さん後ほど診(み)ていただけて?」事務長の相談というのはこんなたわいもない事で済んでしまった...
有島武郎 「或る女」
...たわいもない理屈を思い出して...
伊藤左千夫 「去年」
...そんなたわいもない事を考へてゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...閑さへあればたわいもない...
坪内逍遥 「十歳以前に読んだ本」
...身辺の些事(さじ)に関するたわいもないフィロソフィーレンや...
寺田寅彦 「柿の種」
...そうなったら自分も一つやってみようかなどとこのようなたわいもない夢のような事を思うのもやはり美術シーズンの空気に酔わされた影響かもしれない...
寺田寅彦 「昭和二年の二科会と美術院」
...それでいてたわいもない...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...たわいもないことをいいかけたりする...
中勘助 「折紙」
...すると門番が敲くは敲くはと云いながら出て来て酔漢の管(くだ)を捲(ま)くようなたわいもない事を呂律(ろれつ)の廻らぬ調子で述べ立てる...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...あんなたわいもないことになぜ気がつかなかった...
久生十蘭 「魔都」
...からたわいもない...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...たわいもない話をされていたのだろう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...己も男だ」男はかおをあかくして目をさました子供の様なたわいもない事を自分では真面目に考えて肩を怒らせて居た...
宮本百合子 「お女郎蜘蛛」
...それでこのようなたわいもないことから...
柳田国男 「年中行事覚書」
...誠にたわいもないことではあるが...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...こんなたわいもない戯れごとまでが...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...たわいもない結果に終る場合が多かったようですが...
与謝野晶子 「階級闘争の彼方へ」
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