...こそこそと店をたたむしたくでもしているだけだった...
有島武郎 「或る女」
...またむしあついことなんか...
海野十三 「三十年後の世界」
...またむしあついことなんか...
海野十三 「三十年後の東京」
...たむし藥を買つてゐた僕のうしろから...
小穴隆一 「二つの繪」
...わけても今夜のように雲が低くのしかかったむし暑い闇夜には...
大阪圭吉 「白妖」
...それに着物もいたむし...
鈴木三重吉 「桑の実」
...そしてまたむしゃむしゃと食べ出した...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...またむしゃむしゃといだした...
田中貢太郎 「太虚司法伝」
...アルボースせつけんのきゝめが意外にてきめんなのに驚かされた、まだ二回しか使はないが、それでも頭部のかゆがりがかゆる(マヽ)くなくなつた、私が此頃とりわけいら/\している源因の一つは、このかゆがりがかゆくてかゆくて、かけばいたむし、かかずにはゐられないし、それこそ痛し痒しの苦しみだが、そのかゆがりにあると思ふ、しかし痒いところを掻く時の気持は何ともいへない快さである...
種田山頭火 「其中日記」
...どんより曇ったむし暑い晩だったが...
豊島与志雄 「或る素描」
...地面に敷いてあったむしろに包んで...
豊島与志雄 「金の目銀の目」
...またむしゃくしゃする...
中里介山 「大菩薩峠」
...それともまたむしろ軽蔑を望んでいるかであった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...またむしろ農業に対する彼らの尊敬...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...またむしろ共同の作業を便利にした例であって...
柳田国男 「木綿以前の事」
...女牢の前に長く敷いたむしろの上に...
吉川英治 「私本太平記」
...白い綿虫(わたむし)の群れがうごいていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...またむしゃむしゃと柏(かしわ)の葉でくるんだ飯(いい)を食べている...
吉川英治 「親鸞」
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