...そこで今たちどころに七斤の危険を直覚して...
魯迅 井上紅梅訳 「風波」
...たちどころに勝負を決してしまうのです...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...破れた太鼓の皮を服用すればたちどころにその病気を克服できるという理窟(りくつ)らしい...
太宰治 「惜別」
...その小説家はたちどころにその不思議の現象に対して次のような解説を与えた...
太宰治 「雪の夜の話」
...たちどころに煉瓦(れんが)造りのビル街と変わり...
徳田秋声 「縮図」
...人類の愛がたちどころに枯死してしまうのみならず...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...たちどころに真の信仰を悟った...
永井隆 「この子を残して」
...さて渾良夫の如き奸臣はたちどころに誅(ちゅう)すべしと迫る...
中島敦 「盈虚」
...この技術を有つ個人はたちどころに死滅するであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...たちどころにその気になった...
吉川英治 「三国志」
...すべてたちどころに殲滅(せんめつ)されたかのようだった...
吉川英治 「私本太平記」
...たちどころに、春渓尼のまわりは、すべて紅(くれない)になった...
吉川英治 「私本太平記」
...たちどころに、そのうごきを発見されて、側面からの大圧襲をくうであろうことはみえすぎていた...
吉川英治 「私本太平記」
...たちどころに聯盟(れんめい)を唱え...
吉川英治 「新書太閤記」
...たちどころに憲兵づらを作って...
吉川英治 「新・水滸伝」
...引出物としてその一部を献じてやれば」「なるほど」たちどころに...
吉川英治 「新・水滸伝」
...たちどころに決断をくだし...
吉川英治 「新・水滸伝」
...どんな重大事をたちどころに招来するかをも...
吉川英治 「源頼朝」
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