例文・使い方一覧でみる「たくらみ」の意味
スポンサーリンク...何（なん）の企謀（たくらみ）を遊（あそ）ばすんではなし... 
泉鏡太郎 「艶書」
...何者かのたくらみによって僕がホテルの一室から他の場所へ誘拐（ゆうかい）されたことはたしかだった...
海野十三 「海底都市」
...いったいどんなたくらみをするかと思うと...
江戸川乱歩 「大金塊」
...という可憐なたくらみを持って私のところにやって来たのに違いない...
太宰治 「惜別」
...ひどくたくらみごとをしているものなんですよ...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「ＲＵＲ――ロッサム世界ロボット製作所」
...松江を孤立（こりつ）させようとした小ツルのたくらみはくずれてしまった...
壺井栄 「二十四の瞳」
...彼に國王プロイトス禍害たくらみ領土より放ちて外に遣はしぬ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...案外ちんけなたくらみかもしれぬし...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「自転車乗りの影」
...あれは全く永井のたくらみだったのですよ...
豊島与志雄 「子を奪う」
...悪いことをたくらみました...
豊島与志雄 「長彦と丸彦」
...江戸ッ児のお角をいやがらせようというたくらみに相違ないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼のたくらみは成功したし...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...底の浅いたくらみが見えるようで...
久生十蘭 「あなたも私も」
...狂気を装って逃げようというたくらみを見誤ることはありませなんだ...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...たくらみが暴（あら）われてしまったら...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...何も深いたくらみを持ってはいなかったのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...山吹町の人たちは底に何かたくらみがあって此方の気嫌をとりに来るようで...
矢田津世子 「神楽坂」
...悪いたくらみを働かすほどの誘惑もなく...
柳田国男 「海上の道」
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