...檀君の仕事のたくましさも...
太宰治 「檀君の近業について」
...……・さいてはちつてはきんぽうげのちかみち・たれかきたよな雨だれのあかるくて・もう暮れる火のよう燃える・竹の子のたくましさの竹になりつつ・によきによきならんで筍筍・親子で掘る筍がある風景です樹明君に・なんとよいお日和の筍をもらつた五月三日曇...
種田山頭火 「其中日記」
...日だまりにむくむくとあたまをもたげた蕗の薹のたくましさ...
種田山頭火 「其中日記」
...……“Natural nonsense”雑草のたたかひ――荒地野菊のたくましさポピーの弱さ五月廿一日晴...
種田山頭火 「其中日記」
...小さな少年を見あげるばかりのたくましさに育てている...
壺井栄 「二十四の瞳」
...米国発展の基をなす開拓魂のたくましさよ...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...ここには流動するたくましさも...
北條民雄 「続癩院記録」
...突風のやうなたくましさで...
牧野信一 「「学生警鐘」と風」
...たくましさをよみすればこそ...
宮本百合子 「新しい婦人の職場と任務」
...女に新たなたくましさを与えるであろう...
宮本百合子 「新しい婦人の職場と任務」
...奔(はし)り遁(のが)れる生命のたくましさ...
吉川英治 「新書太閤記」
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