...大きな船の上にはたくさんな人たちが乗りあっていましたがだれ一人として知る人もなく...
アミーチス 日本童話研究会訳 「母を尋ねて三千里」
...店の奥には棚ものといって上等のお茶を入れた茶壺がたくさんならんでいました...
上村松園 「あのころ」
...たくさんの警官や刑事のまちかまえている...
江戸川乱歩 「宇宙怪人」
...既(すで)に已(すで)に澤山(たくさん)横穴(よこあな)が開發(かいはつ)されてあるのだが...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...いつもいろんな大きな魚(さかな)や小さな魚をたくさんつってお帰りになりました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...どうにもあまりぞっとしないと思われる句が七部集の中でもたくさんにある...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...それから部屋の隅にたくさんの聖像が掛けてある――その中の一つは大きな聖母の像で...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...たくさんの雀(すずめ)がいました...
豊島与志雄 「銀の笛と金の毛皮」
...シモン王の兵隊よりもずっとたくさんの兵隊を集めました...
トルストイ Tolstoi 菊池寛訳 「イワンの馬鹿」
...たくさん空中に浮んでいるものである...
中谷宇吉郎 「樹氷の科学」
...「それで?」「それだけでたくさんじゃないか...
夏目漱石 「三四郎」
...「八五郎もたくさんあるが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...沢山(たくさん)...
葉山嘉樹 「淫賣婦」
...まだ机の上にたくさん残っているかどうか...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...いったい誰だ? 友人か? いい人間か? 関係している人間か? 助けてくれようとする者か? 一人だけなのだろうか? たくさんの人間がいるのだろうか? まだ助かる見込みはあるのか? 忘れられていた異議があるのか? きっとそんな異議があるはずだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...たくさんな女の中であなたの真似(まね)のできる人はない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...もともとたくさんの臣下の中から選ばれて...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...私行的にはそれと正反對なわれ/\の常識とはケタ違ひな非常識をもたくさんもつてゐる――餘すなき人間性を具備した一箇の人間――といへるかとおもふ...
吉川英治 「折々の記」
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