...未荘まで持ちこたえて来た...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...ただ今」とこたえて...
海野十三 「火薬船」
...少々実世間の教訓をあたえてやったわけだ...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...あなたにひどい苦しみをあたえて...
江戸川乱歩 「大金塊」
...別な佳(よ)い道があるのだ」と多少の余裕とプライドを持ちこたえている事が出来るけれど...
太宰治 「正義と微笑」
...それが一面にたたえている...
豊島与志雄 「椎の木」
...破れた畳の上に身を横たえて...
中里介山 「大菩薩峠」
...白い面(おもて)に愛嬌(あいきょう)をたたえている...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかしながら、一八六九年(明治二年)四月には、明治天皇は、公卿二十三人(九条、沢以下)に、禄をあたえて、その功労を賞した...
蜷川新 「天皇」
...木の固い椅子に横たえて...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...43知は酒盃(しゅはい)をほめたたえてやまず...
オマル・ハイヤーム 'Umar Khaiyam 小川亮作訳 「ルバイヤート」
...しびれた体を三畳の部屋に横たえている事は...
林芙美子 「新版 放浪記」
...妾(わたし)の心はとてもこの重傷にひとりでたえてゆくことはできなかったのです...
平林初之輔 「華やかな罪過」
...とうに死にたえて...
ペロー Perrault 楠山正雄訳 「眠る森のお姫さま」
...たった一つの命にしか命のあたえてとしての価値を見ていない...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...馬乗袴(うまのりばかま)に人斬庖刀を横たえて馬に乗り...
夢野久作 「近世快人伝」
...母の合図にこたえて起った...
吉川英治 「私本太平記」
...どうか最前の悪タレは平(ひら)にご用捨くださいまし」腋(わき)の下に冷や汗をたたえているような詫び方だった...
吉川英治 「新・水滸伝」
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