...それ以後は、彼はますます熱心に心靈研究會へ通ふやうになつた...
海野十三 「心靈研究會の怪」
...それ以後真野博士は電車は怖いものに定(き)めてしまつて...
薄田泣菫 「茶話」
...それ以後は時の相場通り値上げする旨を発表した...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...彼もまた同じ傾向を持って居るとの事でそれ以後二人は互に相倚(あいよ)るようになった...
高浜虚子 「子規居士と余」
...それ以後の「源氏」「栄華」等から...
高群逸枝 「女性史研究の立場から」
...それ以後彼の粗暴さは以前よりももつと本能的な動物的な狡猾さを具へて来た...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...それ以後、彼はもう一言も口をきかなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...私はそれ以後決して妻といっしょにKの墓参りをしない事にしました...
夏目漱石 「こころ」
...それ以後幼児について余り多くを語るを好まなかった...
夏目漱石 「門」
...從つて彼のそれ以後の小説と結びつけるより...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...更にそれ以後の加筆を見ると...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...もしくはそれ以後においても俗衆の間において...
柳田国男 「海上の道」
...それ以後は写真や絵葉書に押されて漸次消滅...
山本笑月 「明治世相百話」
...それ以後五十年近くなるまでの彼の足跡は...
吉川英治 「折々の記」
...お沢の良人の日置大炊(へきおおい)は、血路をひらいて姫をさがし求め、それ以後、父なく家なく身寄りも絶えた姫を、乳母夫婦の手でわが子のように育てて来たが、姫が十二のとき、小野政秀の遺孤ときこえて信長に不愍(ふびん)がられ、安土(あづち)の大奥へ女童(めわらべ)として奉公に上げたことは、さらに姫を不幸にしたものとお沢はいまだに悔いている...
吉川英治 「新書太閤記」
...それ以後は意識の欠(か)けらも彼になかった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...それ以後の家としては古いほうであった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...それ以後の五山は...
吉川英治 「宮本武蔵」
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