...それ以後唖(おし)のやうだつた小娘は...
薄田泣菫 「茶話」
...それが楠公の像の頃であったが、それ以後、後藤先生は益々颯爽(さっそう)として、独眼竜と称した...
高村光太郎 「回想録」
...それ以後は不思議なことにも逢わなかった...
田中貢太郎 「蟹の怪」
...それ以後のクラネクの消息は判らなかった...
田中貢太郎 「警察署長」
...それ以後ずっと意識がハッキリしつづけていたわけではない...
谷崎潤一郎 「鍵」
...それ以後の人間生活は科学の発達による外面生活に引摺られていく有様である...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...それ以後幼児について余り多くを語るを好まなかった...
夏目漱石 「門」
...それ以後の肝心な経過についてはほとんど何ら記されてない...
服部之総 「撥陵遠征隊」
...父がそれ以後めっきりと元気がなくなり...
火野葦平 「花と龍」
...それ以後今日では大分カナ書き科名が普及し来っている...
牧野富太郎 「植物記」
...それ以後に外国から医術を学んで帰った鳩野宗巴がいるし...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...それ以後大百貨店も競って類似の会を催すに至り...
柳宗悦 「民藝四十年」
...もしくはそれ以後においても俗衆の間において...
柳田国男 「海上の道」
...それ以後は賄所へいくよりしかたがなかったのである...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...それ以後、歌劇女優、女流声楽家等いう各種の職業婦人? が日本の芸術家に生み出されて、あまねく上流人士に新しい美の世界を提供した...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...それ以後二人は文通もなく...
横光利一 「旅愁」
...それ以後又、杳として、彼の足跡はあまり分つてゐない...
吉川英治 「折々の記」
...それ以後の正成と俊基との交渉などは...
吉川英治 「私本太平記」
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