例文・使い方一覧でみる「それもこれも」の意味
スポンサーリンク...それもこれも直（じき）に彼（かれ）を疲労（つか）らしてしまう... 
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...彼にはそれもこれも憶劫で仕方がなかつた...
田中貢太郎 「あかんぼの首」
...それもこれも皆私達が至らないせいでしょうけれども...
谷崎潤一郎 「細雪」
...それもこれも大いにありそうなことである...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...それもこれもみな他人や自分に対する...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...それもこれも皆一ツ時の縁なり...
永井荷風 「桑中喜語」
...それもこれも――この男がわざわざ持って来るはずはないと咎（とが）めるまでもなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...それもこれも、親分の御骨折の御蔭、今晩はどうぞ御ゆつくり召し上つて下さい」本當に下にも置かぬ待遇（もてなし）でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それもこれも何んかの縁...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
......
樋口一葉 「別れ霜」
...それもこれも、貴様にヘルキュレスをやっつけさせて、一つには親の敵（かたき）、二つにはコルシカの恥をそそがしてやりたいためなんだぞ...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...それもこれも皆（みんな）お前さんの立身するばッかりを楽（たのしみ）にして辛抱してお出でなさるんだヨ...
二葉亭四迷 「浮雲」
...それもこれもスミス氏がいなかったら出来なかっただろう」メイが優しく微笑んで言った...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...しかしそれもこれも滅びぬものに較べれば皆夢のようなものかも知れぬ...
横光利一 「旅愁」
...それもこれも官兵衛を離反の賊と疑って...
吉川英治 「黒田如水」
...それもこれも、悲愁（ひしゅう）の裡に沈んでいる泥舟を励ますためであった...
吉川英治 「剣の四君子」
...――それもこれも...
吉川英治 「宮本武蔵」
...それもこれも、上様より戴く高禄に安んじ、子に愚かなるこの父の許にいて、修行の精進を心に失うておる証拠でのうて何であろう...
吉川英治 「柳生月影抄」
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