例文・使い方一覧でみる「それでは」の意味
スポンサーリンク...「薊さんそれでは困る... 
伊藤左千夫 「春の潮」
...それでは、あの神経過敏の女房というのはこのマダムだったのであろう...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...「なんだね」「別にたいしたこともないさ、ちょっと明日（あす）の晩に来てくれないかね、手間をとらさない、悪いことも頼みやしない、ちょっとでいい」「そうかね、じゃ、往こう」「来てくれるかね、それでは頼むよ、ほんのちょっとでいいから」「往こう、十二時だね」「そうだ、おそくって気のどくだが」「雀が森のどこへ往く」「あの石燈籠（いしどうろう）がある処がいいよ」「そうかね、往こう」「それじゃ、来てくれ給え」神中はそういって弱よわしそうな白い顔を気もちよさそうにしてみた...
田中貢太郎 「雀が森の怪異」
...「それでは折角（せっかく）ですから...
田中貢太郎 「港の妖婦」
...それでは日満の助力によって北支国民大衆の大衆財閥（？）とでもいうものが支配するのかというと...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...それでは、わしも一緒に行こう、ついでだから、一緒にこの竜神さまへ上って拝んで行きましょう」金蔵は何でもお豊の言う通りです...
中里介山 「大菩薩峠」
...それでは俺（わし）もひとつ...
中里介山 「大菩薩峠」
...はてそれでは、あの塔のまわりをグルグル廻っているのかな...
中里介山 「大菩薩峠」
...どうにも手がつけられないんでございまして」「それでは...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかしそれでは白米禁止とはあまりに甚だしい懸隔がある...
中谷宇吉郎 「兎の耳」
...「それでは申上げます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それでは嘘になる...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...それでは止めようとそのままになってしまった」と言った...
長谷川時雨 「松井須磨子」
...それでは、次の主な課題は、不変性と継続性を観察することなくして我々が同一性を帰す全ての事物は、関連する事物の継起から構成されるということ、を証明することに違いない...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論（人性論）」
...それでは、いったいどのようにして我々は、両原理を互いに調整しているのであろうか？ どちらか一方を選んでいるのであろうか？ あるいはこの場合どちらも選ばずに、両者を引き続いて同意するのであろうか？ 哲学者たちの間ではよくあることだが、はっきりした矛盾をこのように承知の上で受け入れる際に、引き続いた同意という素晴らしく矛盾した称号を、いかなる自信で、その後に奪い得るであろうか？この矛盾は、推論の他の部分において、ある程度の堅実と納得によって埋め合わせるならば、より許容されるであろう...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論（人性論）」
...「おけいこしてもむだだわ、そのときになって、できるだけになさい、見物が笑っても、あたしのせいにしてはいやよ、さあ、それでは、今度はねえさんよ...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...それではあまりに尻込みしすぎる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...しかしこの像はそれではない...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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