...ふと、思いがけない南の方から、何か風がわたって来ます、ああでもそれは風とも云えないほどの大気のうごきです、が、そのそよめきは、雪の下の雪割草に、不思議な歓喜を覚えさせました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...己の口から杯を強いて放させたあの声はなんと云う深いそよめき...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...われ等さやぎ、そよめきつゝ、囁(ささやき)を聞せまつらん...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...そよめきだしてきた程度にすぎますまい」「ゆえに...
吉川英治 「三国志」
...まだ宵のような柳がくれのそよめきだった...
吉川英治 「私本太平記」
...南朝方の畿内の兵馬が急にそよめき出していた...
吉川英治 「私本太平記」
...そよめき立っている気がする...
吉川英治 「宮本武蔵」
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