...抑々(そもそも)どんな意味があったのか...
江戸川乱歩 「鬼」
...そもそも羽田の浦を...
江見水蔭 「悪因縁の怨」
...三そもそも研究心はいかにして養成することができるかというに...
丘浅次郎 「理科教育の根底」
...そもそもその根本に虚偽が横たわっているからであります...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...そもそもはじめて会ったその時からして...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...これがそもそも、七兵衛の邪道を行く最初の慢心でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...そもそもの初めから...
中里介山 「大菩薩峠」
...そもそも月心院の庫裡(くり)を抜け出した時から...
中里介山 「大菩薩峠」
...そもそもこの清新なる色彩の原料は何物であって...
中里介山 「大菩薩峠」
...今まで我が一家はそもそも漢から...
中島敦 「李陵」
...そもそもあの一家に入りこんで...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...これがそもそもこの家(いへ)の道具らしき物...
樋口一葉 「大つごもり」
...顎十郎は、そんなことに頓着(とんじゃく)なく、いっそう声をはりあげ、「そもそも、鶴は凡禽(ぼんきん)凡鳥ならず...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...そもそも俺たちを産んだのは誰だと...
宮本百合子 「「大人の文学」論の現実性」
...そもそも何の關係があるのかなどゝ思つたきりで...
吉川英治 「折々の記」
...出ずるも修羅、止まるも地獄、朕はそもそも、いずこに身を置いていいのか」と、慟哭(どうこく)された...
吉川英治 「三国志」
...この高氏は横着者よ」そもそも...
吉川英治 「私本太平記」
...「つまりは、ひとでなしよ」自分を嘲(わら)って、「そもそも、ひとでなしでなければ、成就(じょうじゅ)もせず、思い立ちえぬような大望をいだいて立ったのだ...
吉川英治 「私本太平記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??