...そもそもどこから来たかという謎をといたといったものですから一彦少年は目をまるくしました...
海野十三 「怪塔王」
......
高木貞治 「回顧と展望」
...どんな利益よりも気持ちがいいわけである……利益! そもそも利益とはどんなものか? 人間の利益ははたして那辺に存するか? それを諸君は絶対正確に定義し得る自信を有していられるか? ところで...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...そもそもいかなるものであったろうか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そもそも、兵道の極秘は、義の大小によって行うものではない...
直木三十五 「南国太平記」
...人気(ひとけ)のない軒下にぜんざいはそもそも何を待ちつつ赤く染まっているのかしらん...
夏目漱石 「京に着ける夕」
...抑々(そもそも)「象徴」とは何だろうか? 一言にして言えば...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...ゆったりと並んでいることよ!寺内氏の驚きがどんなものであったか――そもそもかの老人は何人(なんぴと)であるのか...
橋本五郎 「地図にない街」
...そもそものプランはフェロン師と「わたくしの朝鮮人の友人」との間でできたことになっている...
服部之総 「撥陵遠征隊」
...そもそも躓きのもとでした...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...そもそも避けられるものであろうか...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...――」「そもそもの初めからさ...
山本周五郎 「風流太平記」
...そもそもの原因は...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...そもそも夢というものは...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...そもそもその少女の美しい事といったら迚(とて)も迚も迚も迚もと二三十行書いて止めておいた方が早わかりする位だ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...……抑(そもそも)...
吉川英治 「茶漬三略」
...これは、拙者の下僕(しもべ)でござるが、貴公たちは、そもそも、罪を、この小童(こども)に問われるつもりか、それとも主人たる拙者に問うつもりか」すると、その家臣は、激越にいい返した...
吉川英治 「宮本武蔵」
...そもそもどういう訳だろうかと...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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