...そこで研究はそっちのけで...
海野十三 「宇宙戦隊」
...そっちへ廻って行くのはやめにした...
海野十三 「超人間X号」
...「どうぞこちらへ」図書室から武平が顔をだしたので、川北先生と道夫とは、そっちへいった...
海野十三 「四次元漂流」
...彼はいつもの仕事もそっちのけに...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「歌う白骨」
...「そっち厭!」「じゃどっちだい?」お宮のふてぶてしい駄々(だだ)ッ児(こ)を見たような物のいい振りや態度(ようす)に...
近松秋江 「うつり香」
...そっちこっち引っ越した果て...
徳田秋声 「黴」
...日本の歴史はそっちのけにしている...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...肝心(かんじん)の要事はまるでそっちのけにして...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...大掃除よりそっちの方を手伝いますよ」八五郎は言い捨てて飛び出しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それは、船では困るので、傾けないように懇請するのであるが、ただ、意地と張りとの競争意識に燃えている仲仕たちは、船の迷惑など、そっちのけだ...
火野葦平 「花と龍」
...ぎょっとしてそっちを振り向いた...
牧逸馬 「アリゾナの女虎」
...あんまり気乗りもせずにそっちへ行って見ました...
宮沢賢治 「イギリス海岸」
...けれどもカムパネルラがやはりそっちをうっとり見てゐるの〔に〕気がつきましたらジョバンニは何とも云へずかなしい気がして思はず「カムパネルラ...
宮沢賢治 「〔「銀河鉄道の夜」初期形一〕」
...そっちを見ると松尾だった...
山本周五郎 「いさましい話」
...おれはそっちへいった...
山本周五郎 「陽気な客」
...「そっちの来るのが遅いために...
吉川英治 「剣難女難」
...そっちへはお世話もできないと...
吉川英治 「新・水滸伝」
...そっちの奴も曳き出してこい」助同心の岡村勘解由が...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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