...せっせと石炭を運びいたり...
芥川龍之介 「北京日記抄」
...お金をせっせと貯(た)めたっても...
太宰治 「駈込み訴え」
...みんなせっせと働いていなさるんだよ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...「せっせと仕事をして下さいよ...
徳田秋声 「あらくれ」
...やはりせっせと漕いでくる船があるんです...
豊島与志雄 「月明」
...せっせと足に任せて歩いているが...
中里介山 「大菩薩峠」
...)マリヤンは私に見られていることも知らずにせっせと刈っている...
中島敦 「環礁」
...魚芳は殆ど毎日小鳥を獲ってはせっせと私のところへ持って来る...
原民喜 「翳」
...てんでにありまきの子や蛆をせっせと運んでくる...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...フランス一の華やかなルイ十四世代の宮廷生活を四半世紀のあいだパリからせっせと書き送った〈セヴィニェ夫人の手紙〉...
久生十蘭 「だいこん」
...せっせとお誘いいたしたのですが...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...せっせと日光浴をやっていた...
堀辰雄 「燃ゆる頬」
...……勝も今の間にせっせとお姉さんや祖母さんのお墓へ詣(まい)っておこうと思うとるけど...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...せっせとはたらくということも怠りがちとなり...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...せっせと飯を掻込(かっこ)んで居る恭二のピクピクする「こめかみ」や条をつけた様な頸足しを見て居るうちに...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...せっせと人仕事をしたり...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...せっせと書いて彼の癖の独白体を脱しなければいけないが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...百姓の女房は四五日せっせとかよって来て呉れた...
山本周五郎 「初蕾」
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