...ただなんでもいいせっせと手当たり次第したくをしておかなければ...
有島武郎 「或る女」
...そのおかみさんはせっせと赤いらしゃの古切れをぬって...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「赤いくつ」
......
高見順 「死の淵より」
...佐野次郎氏と遊びたくてせっせとこれだけこしらえたのだが」「僕におくれ」「いいとも」「菊ちゃん...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...せっせと通いました...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...頭を分けたやせぎすの二十四五の男と五十ぐらいの頭のはげた爺(じじい)とが何かせっせと書いていた...
田山花袋 「田舎教師」
...母親は息子の死んだ六畳でせっせと裁縫の針を動かした...
田山花袋 「田舎教師」
...みんなパンツ一枚の姿でせっせと土に挑んでいた...
永井隆 「長崎の鐘」
...せっせと土間から舞台へ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...私たちは毎日せっせと帯封書きだ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...他人のために朝から晩までせっせと小判をつくっている...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...てんでにありまきの子や蛆をせっせと運んでくる...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...両手でせっせとかきまぜる...
久生十蘭 「キャラコさん」
...お話したいこともあるから」「はいはい」せっせと本を担ぎあげたが...
久生十蘭 「だいこん」
...せっせと足まめに運動しなくちゃ...
平林初之輔 「探偵戯曲 仮面の男」
...二人の法被(はっぴ)すがたの男がせっせと為事をしている方へ近づいていった...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...せっせとはたらくということも怠りがちとなり...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...正篤もせっせと摘んでは喰べながら云う...
山本周五郎 「桑の木物語」
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