...他の四人をずんと抜いて...
海野十三 「暗号音盤事件」
...ひとりずんずんと階段をのぼっていった...
海野十三 「超人間X号」
...博士は聖者アクチニオ四十五世について城壁の上をずんずんと歩いていくうちに...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...股引の両外側に太く消防のしるしの赤線が縦にずんと引かれていました...
太宰治 「おしゃれ童子」
...股引の両外側に太く消防のしるしの赤線が縦にずんと引かれてゐました...
太宰治 「津軽」
...壮い(きれい)な女が来てずんずんと門の中へ入って往った...
田中貢太郎 「参宮がえり」
...私たちは安心してずんずんと赤煉瓦の本家(おもや)について迂廻しながらその裏手へ出てみると...
永井荷風 「日和下駄」
...ずんずんと進んで...
中里介山 「大菩薩峠」
...乗物はずんずんと離れて進んで...
中里介山 「大菩薩峠」
...この平織の方がずんとこうとでござります……もっとも...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...家屋(いえ)だつて蜜蜂飼風情の小舎などとはずんときれいで...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...夜はずんずんと明けていく...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...その教えの通りに猶(なお)ずんずんと北に向って進んで行きますと...
夢野久作 「白髪小僧」
...ずんと優(すぐ)れておるのだが」「何かしら...
吉川英治 「黒田如水」
...横合からずんと繰りだした笹穂の槍尖(やりさき)が...
吉川英治 「剣難女難」
...暑さはずんと楽にはなったが...
吉川英治 「新書太閤記」
...ずんと上座にかまえ...
吉川英治 「新書太閤記」
...恋風にずんとのばしてしゃんとうけたる柳腰「きゃーッ」前へ歩いて行った女の小提灯が...
吉川英治 「無宿人国記」
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