...「随分(ずいぶん)黒くなったなあ」この夜...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...これからお茄子でも胡瓜でもずいぶんたくさんなります...
岩野泡鳴 「猫八」
...ずいぶんにぎやかになったね」「そうだってね...
海野十三 「一坪館」
...余計(よけい)な役(やく)などで随分(ずいぶん)費用(ひよう)も多(おお)く費(つか)っているのです...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...「ずいぶんひどい学校やなあ...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...ずいぶんやるにはやりましたよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...その時分の事ですからずいぶん汚ならしいものでした...
夏目漱石 「こころ」
...君もずいぶんおたんちんね...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...就中(なかんずく)私がマンザラの馬鹿でもなく政治の事も随分(ずいぶん)知て居ながら...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...ずいぶんガンガンやったんだからね...
三好十郎 「その人を知らず」
...よくは見ませんがずいぶん美人らしゅうございます...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「天気がずいぶん悪くなって来たそうです...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ずいぶんがまんしてきた...
山本周五郎 「いさましい話」
...誰かいるのか」「話さなかったか」「覚えがねえようだな」「ずいぶんまえっからなんだ」栄二は夜具の中で胸を撫でた...
山本周五郎 「さぶ」
...不断草……ずいぶん久方ぶりでした」「お気に召しましてうれしゅう存じます」菊枝はほっと息をつきながら云った...
山本周五郎 「日本婦道記」
...それを境として私の生きかたはずいぶん変った...
山本周五郎 「日本婦道記」
...なんのために捉(つか)まえておくのかまるでわからない」「わからないことはほかにもずいぶんある」と兵庫介が囁いた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...ずいぶん秀吉に打ち込んできた官兵衛ではあるが...
吉川英治 「新書太閤記」
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