例文・使い方一覧でみる「すんでに」の意味
スポンサーリンク...そら好いかい？」引き金はすんでに落ちようとした... 
芥川龍之介 「お富の貞操」
...すんでに命も取られる所を...
芥川龍之介 「邪宗門」
...すんでに太刀（たち）を持った手を...
芥川龍之介 「偸盗」
...すんでに駈出そうとしやあがる...
泉鏡花 「活人形」
...すんでに命のねえところを助かったんだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...すんでに危うかったとは聴き知ったが...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...すんでに、ふん捕まるところだったろうが」「あっ――」おもわず出る驚きを顔いろのうちに抑えて、「……で、では、あの時、うしろの方で、ふいに、兄へぶつかッて、兄を仆して行った人影は」「オオ、おれさ...
吉川英治 「大岡越前」
...すんでに決まっておる...
吉川英治 「御鷹」
...すんでに血祭にもしそうな有様のところを...
吉川英治 「剣難女難」
...すんでに命のないところでござったが...
吉川英治 「剣難女難」
...すんでに一命も危ういところを...
吉川英治 「三国志」
...黄忠どの、起てっ」「おう、否（いな）みはいたさぬ」と、黄忠も階をおり、魏延も堂をおりて、すんでに、若虎老龍（じゃっころうりゅう）が戈（ほこ）をとって闘おうとする様子に、玄徳は驚いて堂上から一喝（かつ）に制した...
吉川英治 「三国志」
...すんでに敵の術中（じゅっちゅう）におちいり...
吉川英治 「神州天馬侠」
...槍隊となったな」「御意にござります」「今川が本陣へかかったか」「すんでに...
吉川英治 「新書太閤記」
...任原関（じんげんぜき）にはご当地でもすんでに二年間の勝ちッ放し...
吉川英治 「新・水滸伝」
...すんでに凍え溺れるかと思ったところを...
吉川英治 「日本名婦伝」
...貴公とは知らず、すんでに」と、太刀を片手にした渡辺悦之進が、忽然（こつねん）と笑い顔を出した...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...すんでに一命もなかったところを...
吉川英治 「源頼朝」
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