...悪ものに見つかる心配はないのです...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...もう好くなっているから心配はないが...
田中貢太郎 「荷花公主」
...別に心配はないようである...
谷崎潤一郎 「鍵」
...妙子が留守をしてくれるので心配はないとすると...
谷崎潤一郎 「細雪」
...今どうと云う心配はないと云われる...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...これが音楽となるとそういう心配はないようである...
寺田寅彦 「ラジオ雑感」
...是れほど心配はないもので...
徳冨蘆花 「漁師の娘」
...金が少しはいったから心配はないという...
豊島与志雄 「死ね!」
...明日のこともまず心配はない...
中里介山 「大菩薩峠」
...水の来る心配はないはずです...
中里介山 「大菩薩峠」
...こういう外貨は、発明者又は一会社の収入になるから、国民の生活安定には役立たないと思われるかもしれないが、その心配はない...
中谷宇吉郎 「科学と国境」
...自分へ疑ひの來る心配はないわけだ――掛矢を吊つた細引は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...心配はないとのこと...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...もうその心配はないから今度はその話をしよう...
柳田国男 「雪国の春」
...「どうなすったんですか」とあだこは気をわるくしたように云った、「あたしがなにかへんな言葉でも使ったんですか」「あっちへいってくれ」と彼は笑いながら手を振った、「なんでもない、心配はない、あっちへいってそこを閉めてくれ」あだこは云われるとおりにした...
山本周五郎 「あだこ」
...決して心配はない...
吉川英治 「死んだ千鳥」
...こっちへ――さあさあここならいくら寝ぼけたって腰掛から落ちる心配はない」と小屋の中へ連れてきて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...もうたれ一人とて罪に問われる心配はない...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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