...「きょうは乗り遅れる心配はない...
芥川龍之介 「寒さ」
...源助さんの世話になつてるなれば心配はない様なものの...
石川啄木 「天鵞絨」
...ちっとも御心配はないですよ...
泉鏡花 「悪獣篇」
...その心配はないさ...
海野十三 「怪星ガン」
...そこから毒瓦斯が入ってくるという心配はない...
海野十三 「空襲警報」
...しかし安心なことには、英国海軍当局は、わざわざパイロットを、わが照国丸に配置してくれたので、もう心配はない...
海野十三 「沈没男」
...こゝはながまさの領分だからすこしも心配はないと仰っしゃって...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...ブラウンに馬を預けておいて心配はないのかい? あの馬に傷をつければ...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「白銀の失踪」
...あなたのような眞心のこもったかたが仲に立ってくださるのですから心配はないわけでして...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...葬式の費用はぼろ家ながら今ゐる家を売ればできるゆゑなんにも心配はないといふ...
中勘助 「銀の匙」
...水の来る心配はないはずです...
中里介山 「大菩薩峠」
...師の場合にはその心配はない...
中島敦 「悟浄歎異」
...しかしその心配はないのであって...
中谷宇吉郎 「科学映画の一考察」
...事に依(よ)ったら全く心配はないのかも知れない...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...「なにも心配はない」と去定はおたねに云った...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...決して見うしなう心配はないのであった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...同じ話を二度聞かされる心配はない...
夢野久作 「白髪小僧」
...もう俺が戻ってきたからには心配はない」「親分...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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