...紳士は背のすらっとした...
芥川龍之介 「開化の良人」
...一度唐土(ひとたびもろこし)にさすらって...
芥川龍之介 「邪宗門」
...女の身そらをただひとり米国の果てまでさすらって行くのを葉子は格別なんとも思っていなかった...
有島武郎 「或る女」
...背丈すらっとして色も白い方でちょっとした娘だ...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...死生の間をさすらったが...
海野十三 「爆薬の花籠」
...すらっと背の高いおじさんが立っていた...
江戸川乱歩 「影男」
...すらっと上半身が水面から躍りあがった...
太宰治 「魚服記」
...水泳のダイヴィングのようにすらっと白く一直線に車輪の下に引きずりこまれ...
太宰治 「秋風記」
...鼻が外套(がいとう)を着てさすらってゆく...
林芙美子 「新版 放浪記」
...脚がすらっとしていて...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...すらっとしたいいようすで...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...すらっとしたものよ……志貴子の追悼会をやったあと...
久生十蘭 「姦(かしまし)」
...すらっとした後ろ姿を拝見しただけだったが...
久生十蘭 「金狼」
...遠い旅路をさすらっているとか...
正岡容 「寄席」
...そして父の土地から遠くさすらって...
松永延造 「職工と微笑」
...すらっと書いたものには「思う」なんか特別どっさりはありはしないのです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...すらっとして背丈が高いようにみえた...
山本周五郎 「へちまの木」
...欧洲を町から町にさすらって歩いたのです...
吉行エイスケ 「バルザックの寝巻姿」
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