...すっかり気色(きしょく)がわるくなってしまったよ...
芥川龍之介 「偸盗」
...すっかりその場所(ばしょ)が氷(こおり)で...
ハンス・クリスチャン・アンデルゼン Hans Christian Andersen 菊池寛訳 「醜い家鴨の子」
...すっかりあんしんしました...
江戸川乱歩 「赤いカブトムシ」
...つまり、そのダイヤモンドを、すっかり、返してもらうというわけなんだよ...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...すっかり掛け金がかけてあります」岩瀬氏はそういうと...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...日はすっかり暮れてしまって四辺はもう暗かった...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「情鬼」
...すっかり忘れていて...
太宰治 「春の枯葉」
...「すっかり仰言いよ...
豊島与志雄 「反抗」
...」と矢田はすっかり本気にして...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...半次郎はすっかり改心して真人間に返り...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...林さんはすっかり自白して罪を承認したいという事です」エリスは泣(なきじゃく)りをしながらいった...
松本泰 「P丘の殺人事件」
...その勢(いきおい)にすっかり脅(おび)えて...
水上滝太郎 「果樹」
...すっかりトパースの正面に来ましたので...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...おふくろも妹も眼(め)をすっかり泣き腫(は)らして...
山本周五郎 「青べか物語」
...王宮と向い合って立っていた紅木大臣の邸宅(やしき)は住居(すまい)も床も立ち樹もすっかり黒焦(くろこげ)になってしまって...
夢野久作 「白髪小僧」
...もうすっかり雪が晴れて...
夢野久作 「雪の塔」
...それからすっかり音沙汰がない」「御隠家様...
吉川英治 「江戸三国志」
...悉皆(すっかり)...
吉川英治 「平の将門」
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