...ある時葉子は激しく倉地に迫ってその仕事の内容をすっかり打ち明けさせようとした...
有島武郎 「或る女」
...その男は、すっかり、みなりをかえると、もういちど、鏡のなかをのぞきこんで、ぶきみな笑いを、もらしましたが、セーターのすそをまくって、腹のへんにかくしていた、もみくちゃになった鳥打帽をとりだし、その中にまるめてあった、十センチ四方ほどの紙をたばにしてとじたものを、左手にもち、鳥打帽は頭にのせました...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...あれはすっかり、はじめからおしまいまで、この二十面相のしくんだお芝居ですよ...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...中はすっかり銅であった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「珊瑚」
...すっかりがらんとしたあとぼくがツウリスト・ケビンの間を歩いていますと...
田中英光 「オリンポスの果実」
...十年の終わりに二人はヤット元利合わせてすっかりの負債を消却することが出来た...
――モウパンサン―― 辻潤訳 「頸飾り」
...何かが納められないのじゃろう?」「亭主はすっかり納めました...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...たいていの場合にはすっかり安心して落着いていられるのである...
寺田寅彦 「家庭の人へ」
...ああすっかり痩せてしまった...
徳田秋声 「黴」
...佃島(つくだじま)もすっかり焼けてしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...すっかり整備ができあがったころに...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...すっかり座を白けさせます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...疝気で酒が呑めないばかりに物置の蔭に隠れて何も彼も見てしまったんで」「それから何うした」平次もすっかり気乗りがした様子...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...すっかり片づけて来て...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...すっかりコンクリートのいい風呂をこしらえ鶏舎のガラス窓を十分つかって大いに文化的! になって居ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...夫人はすっかり六条の御息所になっていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...すっかり口書に取られてしまった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...丁度乾版がすっかり切れてしまったので...
蘭郁二郎 「魔像」
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