...狩犬が六七頭すさまじいうなり声を立てながら...
芥川龍之介 「偸盗」
...煙突(えんとつ)からは黒いすさまじい煙(けむり)があがっているのが見える...
田山花袋 「田舎教師」
...またすさまじい音がした...
田山録弥 「浴室」
...波が荒れて動揺のすさまじい時だけはさすがにこの音も聞こえなかったが...
寺田寅彦 「蓄音機」
...すさまじい轟音に...
豊島与志雄 「変る」
...大砲とラッパの響きのうちに馬背のすさまじい跳躍...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あの通りすさまじいものでしたけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...東西聯合のトバといえばすさまじいが...
中里介山 「大菩薩峠」
...すさまじい男の恰好になっているが...
久生十蘭 「奥の海」
...形相すさまじい舅は後退(ずさ)りをして...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...すさまじい地鳴が聞えて来た...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...言い換えればすさまじいブームだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「バブル崩壊」
...そのまますさまじい和音となって...
山本周五郎 「季節のない街」
...父の寝顔はすさまじいほど憔悴(しょうすい)してい...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...すさまじい雷鳴と豪雨の音で...
山本周五郎 「新潮記」
...すさまじい動物どもの絶叫...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...――あとは一時にすさまじい屋鳴(やな)りと喚(おめ)き...
吉川英治 「江戸三国志」
...とたんに、屋根裏を獣(けもの)がかけまわるような、すさまじい音が、ドタドタドタ響(ひび)きまわった...
吉川英治 「神州天馬侠」
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