...糸七はすくむよりも...
泉鏡花 「薄紅梅」
...身の毛もすくむような不快(いや)な声でわらい出した...
梅崎春生 「桜島」
...貨物自動車に泥水を浴びせられるのを恐れて軒下にすくむ人の顏には何らの表情もありません...
江南文三 「佐渡が島を出て」
...本当にからだがすくむ恐ろしい声だ...
大杉栄 「獄中消息」
...体がすくむような気がしたが...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...何とも知れぬ恐ろしさにからだがすくむ...
寺田寅彦 「枯菊の影」
...建込(たちこ)んだ路地(ろじ)の家の屋根一面降積(ふりつも)った雪の上に日影と青空とがきらきら照輝くので暫(しばら)く目をつぶって立ちすくむと...
永井荷風 「雪解」
...台所の板の間に立ちすくむ...
永井荷風 「来訪者」
...すくむだ指は腰骨のあたりにしよむぼりちぢかむで...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...足のすくむ思いがした...
火野葦平 「花と龍」
...身のすくむような思いで待っていた...
本庄陸男 「石狩川」
...臆病な私は脚のすくむ思ひがし...
牧野信一 「ビルヂングと月」
...誰かが立ちすくむ様子らしい...
松永延造 「職工と微笑」
...それを――それを君――それを君が言うのか! そうか!(文字通り顔を叩きなぐられたように真青になって立ちすくむ)浦上 ……じゃ失敬...
三好十郎 「好日」
...遠くから空襲警報のサイレンが鳴りひびいてくる)大野 お! (立ちすくむ)薄田 ウム?……三芳 ……(チョットきょとんとして大野と薄田を見あげるが...
三好十郎 「猿の図」
...「あッ親分」「おい、石松は帰って来てるだろう」「いいえ」「なァ七五郎、教えてくれりゃ、五両だすがな、どうだ、七五郎」七五郎、立ちすくむ...
山中貞雄 「森の石松」
...駱駝(らくだ)は行く手の地平線下にライオンが居るのを知って立ちすくむ...
夢野久作 「霊感!」
...立ちすくむ小鳥のような彼女の傍へ大手を拡げて近寄って来た...
横光利一 「日輪」
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