...おせいは身がすくむような気がして...
有島武郎 「星座」
...(あご)の左の方にちょっと眼に立つほどの火傷のあとがあるそうだが……」おせいはそれを聞くと身がすくむようだった...
有島武郎 「星座」
...中車にカツとにらまれると本当にこわくなつて思わず身がすくむような気がしたそうである...
伊丹万作 「私の活動写真傍観史」
...入口の處に襲はれた樣に立すくむ)リンデン まあ――ノラ (踊りながら)こんな面白いことをしてるんですよ...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...身の毛もすくむような不快(いや)な声でわらい出した...
梅崎春生 「桜島」
...俺は実は身体のすくむような戦慄が身体を奔(はし)り抜けるのを感じたのだ...
梅崎春生 「蜆」
...建込(たちこ)んだ路地(ろじ)の家の屋根一面降積(ふりつも)った雪の上に日影と青空とがきらきら照輝くので暫(しばら)く目をつぶって立ちすくむと...
永井荷風 「雪解」
...お角に一言いわれると身がすくむようになるのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...立すくむと云うのはこれだろう...
夏目漱石 「坑夫」
...立ちすくむまで恐ろしかった...
夏目漱石 「坑夫」
...アツといつて立ちすくむと...
長谷川時雨 「下町娘」
...足のすくむ思いがした...
火野葦平 「花と龍」
...執事は全身震えて立ちすくむばかり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...誰かが立ちすくむ様子らしい...
松永延造 「職工と微笑」
...T「仲蔵引ッ込め!」仲蔵ドキンッとして立ちすくむ...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...体がすくむのであったが...
吉川英治 「親鸞」
...胆のすくむ思いがする...
吉川英治 「平の将門」
...どうも身がすくむようで手出しが出来ないのである...
和辻哲郎 「鎖国」
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