...傾嚢相救客何侠(なうをかたむけてあひすくうふかくなんぞけふなる)...
芥川龍之介 「骨董羹」
...けれどもそれでおにいさまたちをすくうことができるなら...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「野のはくちょう」
...エリーザはおにいさまたちをすくうことを心におもいながら...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「野のはくちょう」
...怪塔を爆発からすくうのは...
海野十三 「怪塔王」
...火だるまになった青江をすくうことができるでしょうか...
海野十三 「怪塔王」
...アメリカ人をすくうためにやっているのだろうか」「それはよくわかりませんが...
海野十三 「第五氷河期」
...宇宙を破滅からすくうためにでも...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...食堂といふのも古びた疊の敷いてある八疊二間に食卓が置いてあつて大きな飯櫃(おはち)がどかんと据ゑてあつてめい/\肩から突込むやうにして御飯を拯(すくう)ふのである...
高濱虚子 「俳諧師」
...たやすくうかんでくるものではない...
新美南吉 「耳」
...百人のいのちをすくうのも...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...此の侯爵邸はもと中城御殿(なかぐすくうどん)と稱し...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...流水管の出口に両手をあててまぎれもなく水をすくう様子をしたとき...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「流刑地で」
...とてもそれでにいさんたちをすくうことはできなかろうよ...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「十二人兄弟」
...片目の魚をすくうことが折々ありますが...
柳田國男 「日本の伝説」
...簗にかかる鮎を手網ですくうように...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
...この荒(すさ)び果てた法界の暗流(あんる)と濁濤(だくとう)をすくう名玉となるかも知れない...
吉川英治 「親鸞」
...この青年をすくうて取らす力がない...
吉川英治 「親鸞」
...海水をすくうかと思われたほど...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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