...いよいよ出でて益々突飛なるは新学の林大学頭たるK博士の人種改良論であった...
内田魯庵 「四十年前」
...松平大学頭(だいがくのかみ)の徒士(かちざむらひ)が病気に罹(かゝ)つて招(よ)びに来た...
薄田泣菫 「茶話」
...奈良の大学頭になるために招かれた音博士の袁晉卿...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...普通の大学は大学頭を戴いて法政...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...而(しこう)して同年十二月を以て、三百諸侯に開港の已(や)むべからざるを伝え、その意見を問い、また林大学頭、津田半三郎を以て京都に上申し、その勅許を得んことを求めたり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...おなじ正月の十一日、池(いけ)の端(はた)の下邸に尾張侯、酒井日向守(ひゅうがのかみ)、酒井大学頭、松平摂津守(せっつのかみ)などを招いて恒例の具足祝いをしたが、酒狂乱舞のさなか、見あげるような蓬莱山(ほうらいさん)のつくりものを据えた十六人持ちの大島台(おおしまだい)を担(かつ)ぎだし、播磨守が手を拍(う)つと、蓬莱山が二つに割れて、天冠に狩衣(かりぎぬ)をつけ大口(おおぐち)を穿(は)いた踊子が十二、三人あらわれ、「人間五十年、下天の内をくらぶれば、夢幻のごとくなり」と幸若(こうわか)を舞った...
久生十蘭 「鈴木主水」
...東宮博士大学頭範雄の三男の範兼を葛木の婿にえらび...
久生十蘭 「無月物語」
...世々(よよ)大学頭にして...
福沢諭吉 「学問の独立」
...当時もしも大学頭をして実際の行政官たらしめんか...
福沢諭吉 「学問の独立」
...大学頭の申し分に...
福沢諭吉 「学問の独立」
...当時の儒官林大学頭信篤(鳳岡)および新井筑後守(白石)に命じて擬律せしめることになった...
穂積陳重 「法窓夜話」
...林大学頭は、前記「闘訟律」の本文「告二祖父母父母一者絞」を引用し、また「左伝」にある、鄭(てい)の君がその臣蔡仲(さいちゅう)の専横を憎んで、蔡仲の聟(むこ)に命じて彼を殺害させようとした時に、蔡仲の娘がそれと知って、もしこの事を父に告げると、夫が父のために殺されるし、もしまた告げないと父が夫のために殺されるということを思い悩んだ末、終に母に向って、父と夫と何れが重親なるかと問うたところが、母がそれに答えて、「人尽夫也、父一而已」といった...
穂積陳重 「法窓夜話」
...いわんや林大学頭が引証した「左伝」の語は...
穂積陳重 「法窓夜話」
...それで殿は大学頭に会われた...
山本周五郎 「初蕾」
...大学頭(だいがくのかみ)紀ノ行親の家にも...
吉川英治 「私本太平記」
...内匠頭の舎弟の大学頭(だいがくのかみ)の家名再興の事がかなった時には...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...時の大儒林大学頭(だいじゅはやしだいがくのかみ)や室鳩巣(むろきゅうそう)などを始め...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...その他に大学頭(だいがくのかみ)以下五人の役人がある...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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