...瞼(まぶた)に颯(さっ)と薄紅(うすくれない)...
泉鏡花 「女客」
...あなたがたやすくゐらつしやれない事だつて知つてゐるんですけれども...
伊藤野枝 「書簡 大杉栄宛」
...わりあいに入っている人がすくなかった...
海野十三 「断層顔」
...夫人は可笑(おか)しそうにくすくす笑いながら...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鉄の処女」
...水を両手で掬(すく)って...
太宰治 「走れメロス」
...そうたやすく駆逐されるものではないことを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...今やこのソロモンの富を得た島守はこれらのものをどういう順序に腹のなかへしまい込もうかについてすくなからず苦労をする...
中勘助 「島守」
...目を見張る富裕の輝きの前に立ちすくみ呆然としていたが...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...……青梅屋のほうじゃ竦(すく)みあがっちまった...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...分家のブラッドでも、百億ドルいうんやから、本家のシュラーの資産は、すくなくとも、三倍はあると見てええ」「三倍はどうかねえ……しかし、ともかくたいしたもんでさ...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...白塗り銅像のように立ちすくんだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...阿賀妻はそのままの恰好(かっこう)でうすく瞼(まぶた)をあけたが...
本庄陸男 「石狩川」
...支那栗すなわちアマグリは実の渋皮がむけやすく味が甘いのが特徴である...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...「心あてに見し」ところは少(すくな)くも半腹(はんぷく)くらいの高さなるべきを...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...そしてこの青磁がどんなにやすく見つもっても...
室生犀星 「陶古の女人」
...幾ら発音しやすくともこの語を使わず...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...激しやすく感じやすい...
吉川英治 「上杉謙信」
...ギョッとしてそのまま立ち竦(すく)んでしまったのである...
蘭郁二郎 「火星の魔術師」
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