...浮かば抄(すく)わんと相待つ...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...すくなくとも私は...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...摂政与那城(よなぐすく)王子が浦添王子を学んでユタ征伐をされたことがあります...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...芭蕉の句の中でも第一位に置くべきものは少(すくな)いように思う...
高浜虚子 「俳句への道」
...あちこちに廻転木馬・輪投げ・動揺椅子・電気るうれっと・糸引き・人形撃ち・玉ころがしなどのゲイムの小屋が茸(きのこ)のようにすくすくと建ってそれぞれに客をあつめ...
谷譲次 「踊る地平線」
...その困難を切り抜けるためには何かしら絶え間なく新しい可能性を捜し出してはそれをスクリーンの上に生かすくふうをしなければならない...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...わたくしがあの雪の大野ヶ原の中に立ちすくんでおりました時に...
中里介山 「大菩薩峠」
...何とかいう川魚を掬(すく)って帰ったら...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...プディングを匙(さじ)であぶなかしそうにすくいながら云った...
堀辰雄 「晩夏」
...しだいに少(すくな)くなつて來(き)たので...
本多靜六 「森林と樹木と動物」
...もしも私が敗北したら罰金を出すくらいの雅量はある...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...一夜地上に臥(ふ)さば華奢(きゃしゃ)に育った檀那(だんな)衆ごとく極めて風引きやすく...
南方熊楠 「十二支考」
...しかし長く煮て緩々(ゆるゆる)味を出そうとするものは孰方(どちら)かというと時間の早過ぎるより遅過ぎた方が出来損じも寡(すくな)いようですし...
村井弦斎 「食道楽」
...甲谷は弓のように反り始めたオルガを抱きすくめたまま...
横光利一 「上海」
...切腹の場では女(をんな)客の目に手巾(ムシヨワアル)が当てられるのも少(すくな)く無かつた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...身をすくませたのも道理...
吉川英治 「神州天馬侠」
...槍にかけて飛ばすくらいは...
吉川英治 「新書太閤記」
...尾張三河へ入るにはやすく...
吉川英治 「新書太閤記」
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