...政略上向かっ腹を立てて事をし損じないようにみんな誓え...
有島武郎 「ドモ又の死」
...ミシンはすこし損じてはいますが...
ストリンドベルヒ August Strindberg 有島武郎訳 「真夏の夢」
...一八四一年頃には健康を少し損じたので...
石原純 「マイケル・ファラデイ」
...急いては事をし損じるからね...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「ボヘミアの醜聞」
...足のところが少し損じてるきりで...
豊島与志雄 「波多野邸」
...欺し損じでもすると...
直木三十五 「南国太平記」
...忍び返しが少し損じて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...少し損じて居るんだらうよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ピアノは少し損じて居るせいか...
野村胡堂 「死の舞踏」
...めったにし損じはないものです...
羽仁もと子 「女中訓」
...終ひに彼は僕の意のある所を忖度し損じ...
牧野信一 「凩日記」
...吉田氏はまた『東鑑(あずまかがみ)』の桂井は枯井の形誤かと言われたが誤りとすればむしろ軽井の写し損じかも知れぬ...
柳田國男 「地名の研究」
...いまひと打ちをし損じて惜(お)しくものがした」上杉輝虎(うえすぎてるとら)は...
山本周五郎 「城を守る者」
...そうとは知らず誘拐し損じたときのことであるが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...畑姉弟を誘拐し損じたことと...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...……うかと申し損じまいた...
吉川英治 「私本太平記」
...正成、何ほどのことやある」と、あえて吶喊(とっかん)をこころみた細川阿波守の弟頼春が、序戦をし損じ、自分もまた重傷を負って仆れてからの膠着だった...
吉川英治 「私本太平記」
...きょうの使命をし損じたらどうであろう...
吉川英治 「親鸞」
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