...新しがりの臭氣が著しく人の鼻を衝くから...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...アルファ線の中の或(あ)る粒子は殆(ほとん)ど後戻りをする程に著しく曲げられることのあるのがわかったのでした...
石原純 「ロード・ラザフォード」
...それが十九世紀に至って著しく盛んとなった...
大隈重信 「文明史上の一新紀元」
...却つて著しく増加したかの如くに見える...
丘浅次郎 「疑ひの教育」
...このことについては著しい進歩が彼に現れて来た...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...その最も著しいものはヘンリー・モーア...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...之と著しい対比をなしている...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...そして教学としてもっとも著しい嶄然たる特色を有つものは...
戸坂潤 「再び科学的精神について」
...そして頭の方も著しい発達をして来た...
豊島与志雄 「生と死との記録」
...蓄音機なんか特に著しいな...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...必ずや日本國民の著しき多數は...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...その翌朝突然私の肉体に現われた著しい変化と共に...
堀辰雄 「菜穂子」
...私生児の著しい増加と相俟って...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...問題の論点を明かにする著しい例であると...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...朝廷の大新嘗の著しい特徴であるが悠紀が斎忌を意味し...
柳田国男 「海上の道」
...ただまず形の著しく今日と異なっていることに驚くのみである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...歌境も著しく変化していつた...
吉井勇 「老境なるかな」
...著しいもののうちに數へてよからう...
吉川英治 「折々の記」
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