...もう二三日の辛棒(しんぼう)です...
芥川龍之介 「お律と子等と」
...窓わくに、しがみつくようにして、しんぼうづよく、のぞいていますと、やがて、その部屋の向こうがわのドアが、スーッと細目にひらき、外から、だれかの顔がのぞきました...
江戸川乱歩 「鉄人Q」
...二―三日のしんぼうだよ...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...それは何も私だけが人なみ外(はず)れて食いしんぼうな証拠でもなければ...
谷譲次 「踊る地平線」
...御骨も折れようが御辛抱(ごしんぼう)なさい...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...その荘容(そうよう)森貌(しんぼう)にして...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...四十年間この不愉快な婦人の傍(そば)にじっと辛抱(しんぼう)して変らなかった...
野村胡堂 「楽聖物語」
...思(おも)へばお峯(みね)は辛棒(しんぼう)もの...
一葉女史 「大つごもり」
...私はそれをば辛抱(しんぼう)づよく追いまわしている...
堀辰雄 「美しい村」
...「あなたは食いしんぼうのうえにどろぼうです...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...それではいまおまえに感心されたようなしんぼう力は出なかったろう...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...しばらくごしんぼう下さいまし...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...あの道を辛抱(しんぼう)して簡単に御婦人が行けるものですか...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...辛抱(しんぼう)する者も多いことであろう...
柳田国男 「木綿以前の事」
...「くいしんぼうだよ...
山本周五郎 「桑の木物語」
...辛抱しんぼうと云ってやるんだ...
山本周五郎 「さぶ」
...生信房(しょうしんぼう)たちも...
吉川英治 「親鸞」
...ことに私のような食いしんぼうには...
笠信太郎 「乳と蜜の流れる地」
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