...」「しんぼう できるか?」「どんな しんぼうでも いたします...
五十公野清一 「一休さん」
...辛抱(しんぼう)が出来なくなって...
海野十三 「三十年後の世界」
...じっと、しんぼうして、見ていますと、しばらくは、なにごともおこりませんでしたが、やがて、どこからともなく、ブーンという、なにかの機械が回転しているような、かすかな音がひびいてきました...
江戸川乱歩 「宇宙怪人」
...修業のためには甘(あま)んじて苛辣(からつ)な鞭撻(べんたつ)を受けよう怒罵(どば)も打擲(ちょうちゃく)も辞する所にあらずという覚悟(かくご)の上で来たのであったがそれでも長く堪(た)え忍(しの)んだ者は少く大抵は辛抱(しんぼう)出来ずにしまった素人(しろうと)などはひと月と続かなかった...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...食いしんぼうのクリストフはぴたりと泣きやんで...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...悟浄は辛抱強(しんぼうづよ)く待った...
中島敦 「悟浄出世」
...よっぽど辛防(しんぼう)強い朴念仁(ぼくねんじん)がなるんだろう...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...百五十三津田の辛防(しんぼう)しなければならない手術後の経過は良好であった...
夏目漱石 「明暗」
...どうか御辛防(ごしんぼう)を願います」寒月君は力学と云う語を聞いてまたにやにやする...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...もう少し食事をしんぼうして下さい...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...お峯(みね)も辛棒(しんぼう)して呉(く)れとて涙(なみだ)を納(おさ)めぬ...
一葉女史 「大つごもり」
...あなたは喰いしんぼうね」「だって...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...くいしんぼうのネコは...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「ネコとネズミのいっしょのくらし」
...譲歩しまた辛抱(しんぼう)した...
柳田国男 「木綿以前の事」
...曹操は寝房(しんぼう)を出て...
吉川英治 「三国志」
...すこし御辛抱(ごしんぼう)なさいませ」木下勘解由(かげゆ)は...
吉川英治 「新書太閤記」
...「生信房(しょうしんぼう)」と...
吉川英治 「親鸞」
...名も生信房(しょうしんぼう)と改めている男だと聞いている――その生信房が...
吉川英治 「親鸞」
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