...しらふじゃあ、第一腹がすわりませんや...
芥川龍之介 「老年」
...一二日の間はほとんど素面(しらふ)でいて自分の仕事を少くとも普通にやっていることもあった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...素面(しらふ)ではたまらない...
高見順 「如何なる星の下に」
...素面(しらふ)なので温和(おとな)しく...
田中英光 「野狐」
...おれも今日はしらふで話してるんだからな」さすがの道庵も...
中里介山 「大菩薩峠」
...飄然(ひょうぜん)として一夜を白槽(しらふね)の湯に明かし...
中里介山 「大菩薩峠」
...「ちかくよりてあひしらふに...
中里介山 「大菩薩峠」
...殆んど素面(しらふ)で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その客をあしらふゆき子の態度から...
林芙美子 「浮雲」
...素面(しらふ)のようでもある...
火野葦平 「花と龍」
...ところが今はそのペトローヴィッチもどうやら素面(しらふ)らしい...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...第一章サックビル・メインはまだしらふで...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...今夜師匠に会って言うだけのことを言ってきてやろう」珍しく素面(しらふ)で白梅の帰り...
正岡容 「寄席」
...落花を画いて置きながら桜の樹を画かずかへつて柳をあひしらふた処は凡手段でない...
正岡子規 「病牀六尺」
...この親爺が白面(しらふ)で歩いているのを...
矢田津世子 「凍雲」
...しらふではだめだわ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...隠亡頭風情(おんぼうがしらふぜい)では...
吉川英治 「新・水滸伝」
...しらふでは小次郎に頭も上がらないが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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