...上何小二(かしょうじ)は軍刀を抛(ほう)り出すと...
芥川龍之介 「首が落ちた話」
...僕の部屋の障子(しょうじ)の上に小さいY山や松林の逆(さか)さまに映っているのを見つけました...
芥川龍之介 「手紙」
...あるいは一刻も早く祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)へ帰るためにぬけ道か何かしたのかも知れない...
芥川龍之介 「尼提」
...どこに住んでいるのです」「小林昌二(しょうじ)というのです...
江戸川乱歩 「影男」
...どこの家でも障子(しょうじ)の紙が皆(みな)新しい...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...と満三年の精進(しょうじん)...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...永遠に初夏晩秋の夕陽(せきよう)は猩々緋(しょうじょうひ)の如く赤かるべし...
永井荷風 「浮世絵の鑑賞」
...これ岩亀楼(がんきろう)の娼女(しょうじょ)洋銀三枚の揚代(あげだい)(この事文久三年板『珍事五ヶ国横浜ばなし』に出づ)にて異人館に招がれたる処なるべし...
永井荷風 「江戸芸術論」
...家名小さく書きたる腰高障子(こしだかしょうじ)の間より通がかりの人を呼び込む光景...
永井荷風 「桑中喜語」
...いつの間(ま)にやら幅一間ぐらいの小路(しょうじ)に出た...
夏目漱石 「京に着ける夕」
...それは今から一一〇五年の昔寛平(かんぴょう)四年(892)に僧昌住(しょうじゅう)の作った我国開闢以来最初の辞書『新撰字鏡(しんせんじきょう)』に「※...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...お前と夫婦に成田山(なりたさん)早く新勝寺(しんしょうじ)を持って見たいと聞いて...
南方熊楠 「十二支考」
...虚実生死(しょうじ)の境を出でざる剣(つるぎ)は悟道一片の竹杖にも劣る...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...五号の部屋の障子(しょうじ)の破れ目から中を覗(のぞ)いてみたが...
横光利一 「赤い着物」
...期して万代泰平の昭日(しょうじつ)をお待ちくださいますように」彼の退出は...
吉川英治 「三国志」
...さらに善照寺(ぜんしょうじ)の砦へと急ぎに急いだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...まったく小乗的(しょうじょうてき)で...
吉川英治 「新書太閤記」
...清浄潔白(しょうじょうけっぱく)な接吻で...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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