...からだまでが感覚的にしびれるような物うさを覚えた...
有島武郎 「或る女」
...やがてしびれるような頭痛に変わって行った...
有島武郎 「或る女」
...しびれるような欲望の熱感が健康すぎるほどな彼の五体をめぐり始めた...
有島武郎 「星座」
...しびれるようなねたましさを感じていた佐太郎は...
伊藤永之介 「押しかけ女房」
...指先がしびれるような感じに堪えながら...
梅崎春生 「風宴」
...頭のしびれるような酔い心地を物うく思い出していた...
梅崎春生 「風宴」
...しばらく指の先きのしびれるような感じがのこっていた...
田畑修一郎 「石ころ路」
...しびれるような気持の中で決心をして...
直木三十五 「南国太平記」
...しびれるような喜びとでもいう瞬間である...
中井正一 「聴衆0の講演会」
...芸術だけにあるところの「しびれるような喜び」は...
中井正一 「美学入門」
...しびれるような思いで...
久生十蘭 「あなたも私も」
...――と、たちまち、しびれるような、氷のように冷たい感じが体じゅうにしみわたった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...しびれるような激動をくぐり...
本庄陸男 「石狩川」
...しびれるような快感をもって...
本庄陸男 「石狩川」
...私のグミ頭や顔がしびれるようなのは...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それを見ていた父親はまるで身体中がしびれるような恐ろしい悪寒を感じました...
室生犀星 「不思議な国の話」
...しびれるような短い戦慄で彼に報じられる...
山川方夫 「予感」
...鼓膜のしびれるような...
蘭郁二郎 「地図にない島」
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