...彼れはいらだってびしびしと鞭をくれた...
有島武郎 「カインの末裔」
...しびれはじめていたのです...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「人魚の姫」
...しびれを切らして...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...かれ弟(いろと)帶日子國押人(たらしひこくにおしびと)の命は...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...ばかなしびよ」とお歌いになりました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...――かなしびはたゆげに動く...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...ものの芽のあらはれ出でし大事かな昭和二年三月斯(か)く翳(かざ)す春雨傘(はるさめがさ)か昔人(むかしびと)春山の名もをかしさや鷹(たか)ヶ峰(みね)一片の落花見送る静(しずか)かな原(くぬぎはら)ささやく如く木の芽かな昭和二年四月 京都滞在...
高浜虚子 「五百句」
...深山幽谷のいぶきにしびれるくらい接してみたい...
太宰治 「黄村先生言行録」
...からだがしびれるほど重かった...
太宰治 「魚服記」
...洋服の男はあれは鮪(しび)の寄りへ大網を掛けた所だと説明する...
長塚節 「旅の日記」
...懷(ふところ)で眠(ねむ)つた與吉(よきち)を騷(さわ)がすまいとしては足(あし)の痺(しび)れるので幾度(いくど)か身體(からだ)をもぢ/\動(うご)かした...
長塚節 「土」
...君がためひくかなしびの曲胸にそゝぐ涙のひぎき堪(た)へがたし...
長谷川時雨 「大塚楠緒子」
...ともしびをかこんで...
長谷川時雨 「平塚明子(らいてう)」
...しるべの燈火(ともしび)かげゆれて...
樋口一葉 「われから」
...あたし躯じゅうが痺(しび)れて...
山本周五郎 「風流太平記」
...しびれ薬をしのばせて眠らせてしまえば...
吉川英治 「新・水滸伝」
...鉄で作られた虚偽の函(はこ)のように範宴の膝はいつまでも痺(しび)れを知らずに真四角なのである...
吉川英治 「親鸞」
...手は痺(しび)れて何の知覚もなくなっていたが...
吉川英治 「柳生月影抄」
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