...しばらくぶりでいっしょに漁(りょう)に出て...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...「早速煮ておくかな――」としばらくぶりで匂いをかぐ海の魚に...
犬田卯 「米」
...僕が義足をつけてはじめてしばらくぶりで芥川の書齋にはいつたときに言つたのである...
小穴隆一 「二つの繪」
...しばらくぶりに夫人の胸の血が若やいだ...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...しばらくぶりに話しあつた...
恒藤恭 「學生時代の菊池寛」
...しばらくぶりに風をきって走るこころよさが身にしみるようだったが...
壺井栄 「二十四の瞳」
...お袋はしばらくぶりで帰って来た爺さんと...
徳田秋声 「足迹」
...ふとしばらくぶりで彼に出会ったのであったが...
徳田秋声 「仮装人物」
...しばらくぶりで書斎へ帰って来た...
徳田秋声 「仮装人物」
...しばらくぶりで食堂へ入ってみたくもなった...
徳田秋声 「仮装人物」
...しばらくぶりで帰って来たお銀の目に映った...
徳田秋声 「黴」
...兄はしばらくぶりで...
徳田秋声 「挿話」
...しばらくぶりでそうして話しているお増の心には...
徳田秋声 「爛」
...或雜誌に依頼された短篇小説を書くために本當にしばらくぶりに一人きりでぶらつと信濃に出かけて往つた...
堀辰雄 「姨捨記」
...しばらくぶりだねえ...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...(しばらくぶりだな)と...
吉川英治 「親鸞」
...「しばらくぶりだなあ...
吉川英治 「平の将門」
...しばらくぶりでこの貧しい家にも笑が帰って来た...
吉田甲子太郎 「秋空晴れて」
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