...だからしにせほどありがたいものはないというのだ...
伊丹万作 「ルネ・クレール私見」
...老舗(しにせ)を張っていた...
海野十三 「空襲葬送曲」
...百姓は自己以外には頓着なしにせつせと芋を俵へつめて居る...
長塚節 「芋掘り」
...山城屋は番頭小僧の七八人も使つてゐる老舖(しにせ)でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そこから表通りの要屋――海道筋の老舖(しにせ)で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...三四代續いた老舖(しにせ)でしたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...漆商の老舗(しにせ)では...
林芙美子 「浮雲」
......
樋口一葉 「別れ霜」
...大老舗(おおしにせ)の質屋です」「それだ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...神田の小河豚屋(しおさいや)で通る老舗(しにせ)...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...世の見懲(みごら)しにせよとて...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...お六櫛などをひさいでゐる老舗(しにせ)などのある...
堀辰雄 「炉辺」
...小山君の処(ところ)なら僕も小山君の家へ往く用があるから向うで差上げよう」と自分では手渡しにせんつもり...
村井弦斎 「食道楽」
...本所緑町に店のある質両替商の老舗(しにせ)で...
山本周五郎 「花も刀も」
...この須賀口の古駅に織田家や斯波(しば)家などの領主よりも以前から住んでいる酒商(さかあきな)いの老舗(しにせ)から転化して...
吉川英治 「新書太閤記」
...しかも街道一の古舗(しにせ)の大旦那が...
吉川英治 「新・水滸伝」
...古舗(しにせ)めいた大店(おおだな)の間口が見える...
吉川英治 「新・水滸伝」
...夏だ――」老舗(しにせ)の日除(ひよけ)は...
蘭郁二郎 「鱗粉」
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