...そこで燕は得たりとできるだけしなやかな飛びぶりをしてその窓の前を二...
有島武郎 「燕と王子」
...しなやかな身体(からだ)を...
江戸川乱歩 「踊る一寸法師」
...その姿をしなやかな...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...しなやかな指につまみ上げた金と銀との盃に...
薄田泣菫 「独楽園」
...そこいら一杯にしなやかな枝葉を拡げ...
薄田泣菫 「独楽園」
...マントの蔭からしなやかな手をちらちらと...
谷崎潤一郎 「秘密」
...稀(まれ)にはしなやかな小さな十六盤橋(そろばんばし)を見せて...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...日傘の琥珀の柄を握るしなやかな指先に至るまで...
永井荷風 「来訪者」
...しなやかな革(かわ)で堅く括(くく)られた手頸(てくび)と...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...私の手をとっているそのしなやかな手...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...そのしなやかな帽子の縁(へり)が...
堀辰雄 「麥藁帽子」
...しなやかなその足...
マクドナルド George MacDonald 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...しなやかな水の上でクッションにもたれたまま...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...男ながらしなやかな衣類の袖口からすこしも手首がいかつく見えない体を鷹揚に運びながら...
宮本百合子 「伊太利亜の古陶」
......
八木重吉 「秋の瞳」
...しなやかな呉羽の全身を見まわした...
夢野久作 「二重心臓」
...唐草模様に似たしなやかな軽快さで...
横光利一 「旅愁」
...しなやかな肢体の優美さ敏活さを見せてくれた...
和辻哲郎 「鎖国」
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