...しなやかな手を膝に揃えて...
芥川龍之介 「路上」
...そして彼女のしなやかな手が課長の卓上にのびて研究ノートの頁(ページ)をぱらぱらと音をさせて開いた...
海野十三 「四次元漂流」
...雙脚君にしなやかに...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...頸筋をしなやかに傾(かし)げながら...
豊島与志雄 「悪夢」
...楓の並木のしなやかな枝葉と...
豊島与志雄 「或る女の手記」
...隣家の大きな欅のしなやかな枝先に引っかかっていた...
豊島与志雄 「人の国」
...房々としたしなやかな黒い毛が...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...しなやかな腕が蝋石みたいにみえる...
中勘助 「銀の匙」
...柔かい絹をしなやかに圧(お)しつけるので...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...柔婉(しなやか)に動く彼女の手先を見つめている彼の眼は...
夏目漱石 「明暗」
...長いしなやかな指や...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...しなやかなボディの女だったろう?」「そうだよ」「僕と彼と暫く二人だけにしてくれないか」ラスチニャックが言った...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...青々としなやかな稲の葉が...
北條民雄 「無題※[#ローマ数字1、1-13-21]」
...しなやかな風情であつた...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...此のしなやかなたよたよしい楓がそよりともしないと云うのは――若し指を触れたら温かい血行を感じ人間の皮膚の通りな弾力を感じるだろうと思う程「なまなましたふくらみ」を持って居る木は...
宮本百合子 「雨が降って居る」
...しなやかなるが得まほしく...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...そうして両手の指をしなやかに組んで観念した心を見せている...
夢野久作 「暗黒公使」
...唐草模様に似たしなやかな軽快さで...
横光利一 「旅愁」
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