...指から肩に至るしなやかさが眼についた...
有島武郎 「クララの出家」
...やや痩せぎすのしなやかさは十六七の娘という方が適当かもしれないが...
有島武郎 「星座」
...からだのしなやかさにいい感じを與へられながら...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...粗膚(あらはだ)の蓬起皮(ふくだみがは)のしなやかに飢(うゑ)にや狂ふ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...白い腕をしなやかに辻永の腰に廻して艶然(えんぜん)と笑っていた...
海野十三 「地獄街道」
...さあわたしを早く抱きしめて下さい」ミルキ夫人は爬虫類を思わせるようなしなやかな身体をくねらせて椅子から立ち上った...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...空中曲芸師のようにしなやかで敏捷(びんしょう)なだんだら染めの美しいからだが...
江戸川乱歩 「影男」
...両脚がしなやかに伸びて草花の茎のようで...
太宰治 「虚構の春」
...そうして手ざわりがしなやかであり...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...旅も一人の春風に吹きまくられ波音の菜の花の花ざかり春まだ寒いたんぽゝたんぽゝ指のしなやかさ春の日ざしの杉菜そよぐのも春はまだ寒い風かすんでとほく爆音のうつりゆくを山羊鳴いて山羊をひつぱつてくる女・うらうらやうやうたづねあてた・椿は落ちつくして落ちたまゝ四月十五日花ぐもり...
種田山頭火 「旅日記」
...しなやかな尾を振つた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...細いしなやかな毛である...
豊島与志雄 「裸木」
...節々が凹んだしなやかな細い指だった...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...しなやかに見えながら...
永井荷風 「つゆのあとさき」
......
萩原朔太郎 「定本青猫」
...若くて細身でしなやか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...しなやかな美しさが甲斐の眼に鮮やかに残った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...しなやかな不動の姿勢を取って...
夢野久作 「暗黒公使」
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