...これなどもときどき写しとっております...
上村松園 「画室談義」
...皇子さまは私がめしとってさし出します」と申しあげました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...巴里でばかり暮らしとって...
橘外男 「仁王門」
...この詔勅というものは『隋書』高祖本紀に見えている高祖の遺詔を殆どそのままに写しとったものであり...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...なにうっかりしとったん?」それには答えず包みを渡(わた)すと...
壺井栄 「二十四の瞳」
...上の学校へいきだしてからは少しすましとったけど...
壺井栄 「二十四の瞳」
...「何(なん)をうろうろしとっか...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...お前が間男しとって...
火野葦平 「花と龍」
...前もって連絡しとったんじゃありませんか」「きっと...
火野葦平 「花と龍」
...勝則君の話しとった女にちがいないが...
火野葦平 「花と龍」
...後家(ごけ)暮しをしとったが...
火野葦平 「花と龍」
...あなたを味方にしとったことが大きな理由だったようですから...
火野葦平 「花と龍」
...あの時分は楽みにしとったんでしょう」今夜はなぜだか珍らしくテキパキと話すのを聞いていると...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...去年の『厄(やく)』は無事にすんださかい安心しとったになあ...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...何年ぶりじゃろ……よう辛抱しとったものなあ」サエは...
「鏡餅」
...断わっておくけれどあたしとっても嫉妬(やきもち)やきなのよ...
山本周五郎 「ゆうれい貸屋」
...ざっと懐紙(かいし)に写しとってまいった...
吉川英治 「私本太平記」
...潯陽楼(じんようろう)の壁書きから写しとってまいった詩でございますが」「うウむ……...
吉川英治 「新・水滸伝」
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