...自明の理を管々(くだくだ)しく申上ぐるも児戯に等しかるべく候に付...
石川啄木 「渋民村より」
...しかるべく明らかになっていなかった...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...入道さま御一存でもつてしかるべく御返辞のお手続きにとりかかつて居られるとの事の由を...
太宰治 「右大臣実朝」
...しかるべく曲者を成敗してくれるつもりじゃが...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...此儀私ニハ御構不被成候(おかまいなされずそろ)テ可然(しかるべく)奉存候...
直木三十五 「巌流島」
...その半額は可然(しかるべく)公共的の事業に使用するがよろしい...
中里介山 「生前身後の事」
...あの子のためにしかるべく取計らってやっていただきたいものでございます...
中里介山 「大菩薩峠」
...お江戸の方をしかるべく御処分なすって...
中里介山 「大菩薩峠」
...この方式によってしかるべく頼むぞ...
中里介山 「大菩薩峠」
......
樋口一葉 「さをのしづく」
...仲働(なかはたら)きの福(ふく)に頼(たの)みてお禮(れい)しかるべくと言(い)ひたるに...
樋口一葉 「われから」
...論理的に厳粛に議論せんとする場合には後説の方あるいはよろしかるべく...
正岡子規 「あきまろに答ふ」
...それでしかるべく油断を与えておいた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...しかるべく選定して後見の舅(しゅうと)を定めるがいい...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...しかるべくいいなさい...
横光利一 「上海」
...われらに於てもしかるべく存じます...
吉川英治 「三国志」
...お打ち払ひしかるべくなど...
吉田松陰 「留魂録」
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