...あるいは世道人心の敗頽に対して種々の救治策を試みて...
丘浅次郎 「教育と迷信」
...世道人心を益するに幾倍の効があるかわからぬ...
丘浅次郎 「理想的団体生活」
...前者の場合には世道人心を善導し...
寺田寅彦 「錯覚数題」
...もし世道人心のために生殖を節せよなどと...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...世道人心のために我が意を得たりとして...
中里介山 「大菩薩峠」
...始めて文芸が世道人心に至大の関係があるのを悟るのであります...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...世道人心に害があるというのである...
野村胡堂 「胡堂百話」
...あえて世道人心を裨益(ひえき)しようなどという...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...所謂世道人心の革命とも見る可きものなるに...
福沢諭吉 「新女大学」
...世道人心に関する歌にて善きもあり悪(あし)きもあり...
正岡子規 「人々に答ふ」
...されどこれらは世道人心に何らの関係もなきなり...
正岡子規 「人々に答ふ」
...筆の先で文章を書く量見(りょうけん)では決して世道人心を裨益する事が出来ん...
村井弦斎 「食道楽」
...世道人心の為めに歌ふものあるなし...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...翁の遺徳の世道人心に入る事の如何に深く且つ大きいかは到底想像も及ばない位であろう...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...彼等はこれを知らずして只徒(いたず)らに天を仰いで空しく世道人心の頽廃を浩歎(こうたん)しているのであります...
夢野久作 「鼻の表現」
...三千年前から聖人が心配していた世道人心が...
夢野久作 「鼻の表現」
...それが世道人心によい風を及ぼすであろうかどうか...
吉川英治 「宮本武蔵」
...頽廃した世道人心を救うのにどれだけ貢献することができるのか...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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